シーよん‐しょくぶつ【C4植物】
C4植物
C4植物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 00:14 UTC 版)
カルビン-ベンソン回路に加え、二酸化炭素濃縮のためのC4経路を持つ植物はC4植物と呼ばれる。C4植物は、二酸化炭素との親和性が高いホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ(PEPC)により、効率よく二酸化炭素を取り込むことができる。C4経路により取り込まれた二酸化炭素は、その後、カルビン-ベンソン回路に取り込まれる。C4植物においては、カルビン-ベンソン回路の酵素は主に維管束鞘細胞に局在し、PEPCは主に葉肉細胞に局在することが知られている。このように、二酸化炭素と親和性の高いPEPCが葉肉細胞に存在することにより、C4植物は、C3植物より低い気孔開度でも効率よく二酸化炭素を取り込むことができるため、結果的に蒸散量を低く抑えることができる。(C4型光合成項も参照されたい)
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