シーさん‐しょくぶつ【C3植物】
C3植物
C3植物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 00:14 UTC 版)
二酸化炭素のリブロース-1,5-ビスリン酸(RuBP)への固定は、リブロース1,5-ビスリン酸カルボキシラーゼ/オキシゲナーゼ(ルビスコ)と呼ばれる酵素によって行われる(カルビン - ベンソン回路)。この炭素固定は、空気に直接晒された葉肉細胞(気孔の内側)で主に行われると考えられている。このことは、二酸化炭素の取り込みと葉の水分量のトレードオフの関係を促進する原因となる。なぜなら、比較的分子活性の低いルビスコは、炭素固定を効率良く行うのに高い二酸化炭素濃度を必要とするため、必然的に気孔の開度を高くしなければならず、その分蒸散量も増すからである。このように、カルビン-ベンソン回路のみで炭素固定を行う植物は、C3植物と呼ばれる。(ルビスコ項も参照されたい)
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