シーエーエム‐しょくぶつ【CAM植物】
CAM植物
CAM植物
CAM植物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 00:14 UTC 版)
砂漠によく見られる多肉植物の多くは、CAM型光合成を行うことが知られており、これらCAM植物は他の植物とは逆に、夜間に気孔を開き、光合成を行う昼間は閉じている。CAM植物は、気孔を開く夜間に、PEPCを含むCAM経路を用いて二酸化炭素を取り込み、液胞にその生成物であるリンゴ酸を蓄積する。昼になると気孔を閉じ、夜の間に貯蔵したリンゴ酸から二酸化炭素を取り出し、カルビン-ベンソン回路に取り込ませることで光合成を行う。このように、比較的気温の低い夜間に気孔を開き、気温の上がる昼間に閉じることで、水分の損失を低く抑えることができ、砂漠のような水が極度に不足するような環境にも適応していると考えられている。(CAM型光合成項も参照されたい)
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