ノリの壷状菌 [Olpidiopsis sp.]
病原菌はノリの細胞内での観察では一般に球状をして、その内部に大小の顆粒、油滴や液胞がみられる。その菌体(径6.0-20μm)は淡黄緑色であるが、まれにノリ細胞内の色素によって淡紅色になることもある。生育すると菌体全体が遊走子嚢となって、長卵型で2本の鞭毛をもつ多数の遊走子を放出する。このような特徴から、この病原菌は鞭毛菌類(以前は藻菌類の1群)の卵菌類に含まれるクサリフクロカビ目、フクロカビモドキ科の一属オルピジオプシス属とされているが、今のところ培養ができず菌種も未確定である。
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