イニュエンドウ_(曲)とは? わかりやすく解説

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イニュエンドウ (曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/25 05:03 UTC 版)

イニュエンドウ
クイーンシングル
初出アルバム『イニュエンドウ
A面 イニュエンドウ (イギリス盤のみ)
イニュエンドウ (イクスプローシヴ・ヴァージョン) (イギリス盤【12インチシングル】・日本盤)
B面 ビジュウ[注 1]
アンダー・プレッシャー (with デヴィッド・ボウイ) (イギリス盤【12インチシングル】・日本盤)
リリース
規格 7インチシングル
12インチシングル
CD
録音 1989年 - 1990年
ジャンル プログレッシブ・ロック[2]
時間
レーベル パーロフォン (イギリス)
東芝EMI (日本)
作詞・作曲 クイーン
プロデュース クイーン
デヴィッド・リチャーズ
ゴールドディスク
  • ゴールド(イギリス)
チャート最高順位
  • 1位(イギリス
  • 17位(アメリカ
  • クイーン シングル 年表
    ザ・ミラクル
    1989年
    イニュエンドウ
    (1991年)
    狂気への序曲
    (1991年)
    ミュージックビデオ
    「Innuendo」 - YouTube
    テンプレートを表示

    イニュエンドウ」 (Innuendo) は、イギリスロックバンドであるクイーンの楽曲。タイトルは英語で「当て擦り」や「風刺」を意味する。

    解説

    同名アルバム『イニュエンドウ』の1曲目に収録され、1991年にシングルとしてリリースされた。イギリスのチャートでは初登場1位を獲得し、オランダのチャートで4位、ドイツのチャートで5位を獲得するなど、ヨーロッパを中心に大ヒットした。

    作曲クレジットはクイーン。プロデュースはクイーンとデヴィッド・リチャーズ。ゲストとしてスティーヴ・ハウフラメンコギターで参加している。 作詞は主にロジャーがまとめ、作曲と編曲はメンバー全員で行ったセッションから発展させたという。

    曲風はラヴェルボレロリズム音階で始まり、アコースティックギターのソロが入ると一旦静かな独唱の中間部を通る。それから5拍子フラメンコギターを含めた展開部や、合唱フラメンコ風ソロ、変拍子などが入り、提示部のボレロ風メロディーに戻るという複雑な構成である。また、日本の音楽雑誌CDジャーナル』は「初期の作品群を彷佛させるクラシック風なコンセプトが魅力」「フラメンコ・タッチが異色」と批評している[1]

    また、この曲の演奏時間は6分30秒で、クイーンのシングルの中では「ユア・ハート・アゲイン (ウィリアム・オービット・ミックス)」の6分42秒に次いで長い。

    プロモーション・ビデオ

    この楽曲には、ヒバート・ラルフとドロ・プロダクションによって1990年11月にプロモーション・ビデオが制作されている。アルバムのジャケットに用いられたJ・J・グランヴィルのイラストによるアニメで始まり、クレイアニメ、グランヴィルのイラストによるアニメ、戦争核実験ポーランド人民軍の軍事パレートなどの実写映像が登場する。メンバーの映像は過去のプロモーション・ビデオ等の編集であるが、フレディはダ・ビンチ、ロジャーはポロック、ジョンはピカソ、そしてブライアンはビクトリア・エッチング風に描かれている[3]

    このビデオは、現在、日本国内向けに発売されているクイーンのプロモーション・ビデオ集DVD(『グレイテスト・ビデオ・ヒッツ1』、『グレイテスト・ビデオ・ヒッツ2』など)には収録されていない。

    収録曲

    イギリス盤

    1. イニュエンドウ - Innuendo (Queen)
    2. ビジュウ[注 1] - Bijou (Queen)

    イギリス盤(12インチシングル)・日本盤

    1. イニュエンドウ (イクスプローシヴ・ヴァージョン) - Innuendo (Explosive Version) (Queen)
    2. アンダー・プレッシャー (with デヴィッド・ボウイ) - Under Pressure (with David Bowie) (Queen, David Bowie)
    3. ビジュウ[注 1] - Bijou (Queen)

    担当

    ライブでの演奏

    クイーンの正規メンバーでは演奏されたことはないが、1992年にウェンブリー・スタジアムで行われたフレディ・マーキュリー追悼コンサートでは、ヴォーカルにレッド・ツェッペリンロバート・プラントを迎えて演奏された。ただし、声が出ていない等の理由によりDVD版ではカットされている。

    チャート

    チャート (1991年) ピーク
    オーストラリア[4] 28
    オーストリア[5] 12
    オランダ[6] 4
    ドイツ[7] 5
    アイルランド[8] 4
    イタリア[9] 4
    ニュージーランド[10] 10
    スイス[11] 3
    イギリス[12] 1
    アメリカ[13] 17

    脚注

    注釈

    1. ^ a b c 旧邦題は「バイユー
    2. ^ 同名のアルバムと同時発売。

    出典

    外部リンク


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