ステイング・パワー

ウィキペディア

ステイング・パワー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/11/13 01:35 UTC 版)

「ステイング・パワー」
クイーン の シングル
初出アルバム『ホット・スペース』
B面	コーリング・オール・ガールズ バック・チャット
リリース	1982年7月31日
規格	7インチシングル[1]
録音	1981年 - 1982年
ジャンル	ディスコ、ファンク
時間	3分50秒
レーベル	エレクトラ ハリウッド
作詞・作曲	フレディ・マーキュリー
プロデュース	クイーン、マック
クイーン シングル 年表
コーリング・オール・ガールズ (1982年) ステイング・パワー (1982年) バック・チャット (1982年)
ミュージックビデオ 「Staying Power」 - YouTube
テンプレートを表示

「ステイング・パワー」 (Staying Power) は、イギリスのロック・バンド、クイーンが1982年に発表した楽曲。アルバム『ホット・スペース』に収録され、後に日本とアメリカでシングルカットされた。作曲はフレディ・マーキュリー。

解説

1981年の6月半ばに「ホット・スペース」に収められる数曲と一緒に制作された^[2]。

ホーンのアレンジャーとしてクレジットされているアリフ・マーディンは、アレサ・フランクリンやチャカ・カーンとの仕事ですでに知られていたことから起用されたとメイは語っている^[3]。

この曲はホット・スペース・ツアー^[4]とザ・ワークス・ツアーのヨーロッパ公演で演奏された^[5]。ライブでは、モーガン・フィッシャーがキーボード、ロジャー・テイラーがアコースティックドラムと電子ドラムを演奏した。また、ベースのパートはキーボードで演奏されたので、ジョン・ディーコンはリズムギターを演奏した^[6]。この曲のライブ音源は『オン・ファイアー/クイーン1982』に収録されている^[7]。メイは収められたバージョンについて「アルバムバージョンよりもずっとタイトでヘヴィに聞こえる」と話している^[8]。

発売経緯

日本においては「ミュージック・ライフ」誌と文化放送のラジオ番組「ミスDJ・リクエスト・パレード」にて、「ラス・パラブラス・デ・アモール (愛の言葉) 」、「バック・チャット」、「コーリング・オール・ガールズ」そして「ステイング・パワー」による4曲の候補曲のうち、どれをシングルにするかの投票が行われ、半数以上の得票を得たこの曲が「ボディ・ランゲージ」に続くシングルに選ばれた^[9]。

担当

• フレディ・マーキュリー - リードヴォーカル、バッキング・ボーカル、シンセサイザー、シンセベース
• ブライアン・メイ - リードギター
• ロジャー・テイラー - 電子ドラム、ドラムマシン
• ジョン・ディーコン - リズムギター
• アリフ・マーディン - ホーン編曲

シングル収録曲

日本

Elektra P-1678

1. ステイング・パワー - Staying Power (Mercury)
2. コーリング・オール・ガールズ - Calling All Girls (Taylor)

アメリカ

Elektra E-67975

1. ステイング・パワー - Staying Power (Mercury)
2. バック・チャット - Back　Chat (Deacon)

出典

1. ^ “Queen - Staying Power”. Discogs. 2020年7月24日閲覧。
2. ^ Lemieux, Patrick; Unger, Adam. (2018/4/13). The Queen Chronology : 2nd Edition. Across The Board Books=（Kindle版、位置No.5165/27437). ASIN B07C6RMCXR 
3. ^ マーティン・パワー 訳: 田村亜紀/川原真理子『全曲解説シリーズ クイーン』シンコー・ミュージック、2006年10月20日、140頁。ISBN 4401630548。 
4. ^ Georg Purvis (2012/8/24). Queen Complete Works. Reynolds & Hearn. p. （Kindle版、位置No.12534/17364). ASIN B00MLDU8QK 
5. ^ Georg Purvis (2012/8/24). Queen Complete Works. Reynolds & Hearn. p. （Kindle版、位置No.12733/17364). ASIN B00MLDU8QK 
6. ^ Clerc, Benoît (2020/10/20). Queen All the Songs: The Story Behind Every Track. Running Press=（Kindle版、位置No.5763/9699). ASIN B084G8MSPC 
7. ^ 赤岩和美『クイーン アルティミット・ガイド』ミュージック・マガジン社、2005年11月1日、93頁。 
8. ^ ピーター・K・ホーガン『クイーン全アルバム解説』シンコー・ミュージック、1994年12月14日、113頁。ISBN 4401614682。 
9. ^ クイーン「ステイング・パワー」Elektra P-1678 のライナーノーツ 大森庸雄

表 話 編 歴 クイーンのシングル
戦慄の王女	炎のロックンロール（b/w サン・アンド・ドーター） ライアー（b/w ドゥーイング・オール・ライト）
クイーン II	輝ける7つの海（b/w シー・ホワット・ア・フール・アイヴ・ビーン）
シアー・ハート・アタック	キラー・クイーン/フリック・オブ・ザ・リスト 谷間のゆり（英語版） ナウ・アイム・ヒア
オペラ座の夜	ボヘミアン・ラプソディ（b/w アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー） マイ・ベスト・フレンド（b/w '39）
華麗なるレース	愛にすべてを タイ・ユア・マザー・ダウン 手をとりあって ロング・アウェイ
世界に捧ぐ	伝説のチャンピオン/ウィ・ウィル・ロック・ユー 永遠の翼（b/w シアー・ハート・アタック） イッツ・レイト（b/w シアー・ハート・アタック）
ジャズ	バイシクル・レース/ファット・ボトムド・ガールズ ドント・ストップ・ミー・ナウ ジェラシー ムスターファ
ライヴ・キラーズ	ラヴ・オブ・マイ・ライフ (Live) ウィ・ウィル・ロック・ユー (Live)
ザ・ゲーム	愛という名の欲望 セイヴ・ミー プレイ・ザ・ゲーム 地獄へ道づれ（b/w ドラゴン・アタック） 夜の天使
フラッシュ・ゴードン	フラッシュのテーマ
ホット・スペース	アンダー・プレッシャー (with デヴィッド・ボウイ)（b/w ソウル・ブラザー） バック・チャット ラス・パラブラス・デ・アモール (愛の言葉) コーリング・オール・ガールズ ステイング・パワー ボディ・ランゲージ
ザ・ワークス	RADIO GA GA（b/w アイ・ゴー・クレイジー） ブレイク・フリー（b/w マシーン・ワールド） 永遠の誓い（b/w 悲しい世界（英語版）） ハマー・トゥ・フォール（b/w テア・イット・アップ）
カインド・オブ・マジック	ワン・ヴィジョン カインド・オブ・マジック プリンシス・オブ・ザ・ユニヴァース 心の絆（b/w 輝ける7つの海） 喜びへの道（b/w ドント・ルーズ・ユア・ヘッド） リヴ・フォーエヴァー（b/w キラー・クイーン）
ザ・ミラクル	アイ・ウォント・イット・オール ブレイクスルー インビジブル・マン スキャンダル ザ・ミラクル（b/w ストーン・コールド・クレイジー（英語版））
イニュエンドウ	イニュエンドウ 狂気への序曲 ヘッドロング（b/w マッド・ザ・スワイン） アイ・キャント・リヴ・ウィズ・ユー（英語版） ショウ・マスト・ゴー・オン 輝ける日々
メイド・イン・ヘヴン	ヘヴン・フォー・エヴリワン（b/w イッツ・ア・ビューティフル・デイ） ウインターズ・テイル ボーン・トゥ・ラヴ・ユー トゥー・マッチ・ラヴ・ウィル・キル・ユー レット・ミー・リヴ ユー・ドント・フール・ミー（英語版）
クイーン・ロックス	ノー・ワン・バット・ユー
グレイテスト・ヒッツIII	アンダー・プレッシャー (Rah Mix)
アルバム未収録	サンク・ゴッド・イッツ・クリスマス 地獄へ道づれ (スモール・ソルジャーズ・リミックス) ウィ・ウィル・ロック・ユー (with 5ive) 伝説のチャンピオン (with ロビー・ウィリアムズ) フラッシュのテーマ (バンガード・ミックス) 地獄へ道づれ (マイアミ・プロジェクト・リミックス) ボヘミアン・ラプソディ (with マペット) ユア・ハート・アゲイン (ウィリアム・オービット・ミックス)
クイーン + ポール・ロジャース	リーチング・アウト/タイ・ユア・マザー・ダウン (Live) ウィ・ウィル・ロック・ユー (Live) セイ・イッツ・ノット・トゥルー（英語版） C-レブリティ（英語版）
ブック（英語版） カテゴリ ポータル（英語版） ウィキデータ ()

典拠管理	MusicBrainz作品