アンドロメダ改
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 00:47 UTC 版)
「アンドロメダ (宇宙戦艦ヤマト)」の記事における「アンドロメダ改」の解説
『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』に登場するアンドロメダ級の改良艦。改良された波動砲部分のデザイン担当は玉盛順一朗、カラーリング担当は小林誠。 型式は「ZZZ-0001」。艦名プレートの表記は「ANDOROMEDA U.N.C.F.ZZZ-0001-2203」。土星沖海戦で敗走し、波動砲口周辺を中心に大きな損傷を受けたアンドロメダが、時間断層の工場にて補修・改装を受けて生まれ変わった艦である。 基本形状はアンドロメダと同じであるが、波動砲は砲口内にスプリッター(ドレッドノート級の波動砲に装備されている仕切り板)を増設した四連装拡散波動砲として強化されたうえ、舷側の魚雷・ミサイル発射管は大量のパルスレーザー砲に換装されている。 有人操艦も難しいほどの自律操艦能力を持つ高機動戦闘システムの試作型であり、艦体各所に高機動ノズルが増設されている。 艦のカラーリングはヤマトと同じ上部が軍艦色、下部が赤のツートンカラー。 無人運用を想定されていたが、無人運用の危険性を回避するべきという山南の意見を反映し、1名だけが強化服を着用して乗艦するようになっている。 劇中での活躍は#劇中での登場 (2202)を参照。 本艦は元々の脚本には存在していない。脚本では、アンドロメダは第20話時点で時間断層での修理を終えて戦線に復帰し、銀河やバレル艦隊とともに戦っており、第21話で白色彗星より出現した都市帝国の反撃を受けて再度大破。山南以外の乗組員が退艦したところでヤマトを発見し、満身創痍のまま単艦で都市帝国へ突入するという展開だった。 本艦の出自に関する設定はスタッフ間で食い違いがあり、公式設定では上記のとおり「アンドロメダの改装艦」とされているが、副監督の小林誠は「アンドロメダ改は船籍の無かった試作艦(0番艦)に『アンドロメダ』の名前を与えたもので、それ以前のアンドロメダは別個の艦(従来のアンドロメダは廃艦処分)」という設定を(勝手に無視されたとも)自身のツイッター上で主張していた。プラモデル「1/1000 地球連邦 アンドロメダ級DX」に同梱されている小林編纂のリーフレットでは、冒頭ページに「このドキュメントは作品世界を解析するものではない」(原文ママ)という注釈が添えられているものの、試作艦というアニメとは異なる設定が記載されている。
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