アルミテープ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/01 08:02 UTC 版)
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アルミテープとは、アルミニウム材を圧延したアルミ箔のテープであり、金属箔テープの一種[1]。特に裏面に接着剤を塗布して粘着テープとしたものを指すことが多い。
ガムテープのような多くの粘着テープは、わずかずつであるが紫外線、水、酸素等が透過し、接着剤が化学変化や溶剤の揮発により劣化して接着力が失われていく。テープ基材そのものも劣化する。
アルミテープは透過性が低く経年劣化に強いことから、日本では主に、結露が避けられない空調ダクトのシーリングや接合に使用される[2]。他、水周りや屋外用の工事・補修材として用いられる。
基材に耐熱性があることから、高温環境用の製品も存在する。用途に応じて接着剤には各種あるため、剥離紙がある製品とない製品の両方が流通している。
強度上の理由から、0.1ミリから、厚手のもので0.2ミリ程度と、一般に市販されている食品用アルミホイルよりはかなり厚くなっている。幅は梱包用テープと同様の50ミリか75ミリの製品が多い。保護材あるいは光沢材としてある程度の面積を覆って貼り付ける使い方も多く、細幅の製品はあまり見かけられない。
価格は比較的高額で、同じ幅と長さのガムテープの数倍から十倍になる。
脚注
アルミテープ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 03:38 UTC 版)
2016年にトヨタ自動車は車体にアルミテープを貼ることで静電気を放電させ、空力を最適化する発明の国際特許を申請済みであることを公表した。(最近のトヨタの車両にはバンパーの裏側などにアルミテープが貼ってある)近年の車はプラスチックなどの非金属素材を多用しているため走行中にタイヤや空気摩擦により静電気が溜まりやすい状態にある。その静電反発は形状抵抗を増大させ、剥離領域の拡大により本来の空力性能が十分に得られなくなる。他にダクト類に貯まる静電気はダクトの中の空気の流れを阻害している可能性もある。。そこで車体に除電器として糊部分も導電性があるアルミテープを貼り付け電荷を大気中に放出することで、本来の空力特性に近づけることが出来る。その効果は空気抵抗減少による燃費改善・操縦安定性向上・直進性向上・運動性向上などで、効果的な設置場所やテープの加工方法なども公開されている。
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