アミノ酸とは? わかりやすく解説

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アミノ酸

遺伝子にコードされるアミノ酸

Amino acidAbbr.Amino acidAbbr.
アラニンAla,AロイシンLeu,L
アルギニンArg,RリジンLys,K
アスパラギンAsn,NメチオニンMet,M
アスパラギン酸Asp,DフェニルアラニンPhe,F
システインCys,CプロリンPro,P
グルタミン酸Glu,EセリンSer,S
グルタミンGln,QスレオニンThr,T
グリシンGly,GトリプトファンTrp,W
ヒスチジンHis,HチロシンTyr,Y
イソロイシンIle,IバリンVal,V

分類

必須アミノ酸

生体内代謝新たに合成できないアミノ酸は摂取しなければならないヒトの場合摂取しなければいけないアミノ酸は以下の8種類で、必須アミノ酸と呼ぶ。

リジン(Lys)メチオニン(Met)スレオニン(Thr)
イソロイシン(Ile)ロイシン(Leu)バリン(Val)
フェニルアラニン(Phe)トリプトファン(Trp)

また、アルギニン(Arg)やヒスチジン(His)も含め場合もある。発達していない幼児場合には代謝追いつかず不足するからである。

非必須アミノ酸

必須アミノ酸含まれないアミノ酸は、代謝反応合成される

アミノ酸 前駆体中間体酵素メモ
アラニンピルビン酸からアミノトランスフェラーゼ
アスパラギン酸オキサロ酢酸
アスパラギンオキサロ酢酸→アスパラギン酸
グルタミン酸αケトグルタル酸
グルタミンαケトグルタル酸→グルタミン酸
プロリンαケトグルタル酸→グルタミン酸→グルタミン
アルギニンαケトグルタル酸→グルタミン酸→グルタミン→オルニチン
セリン3-ホスホグリセリン酸
グリシン3-ホスホグリセリン酸→セリン
システインメチオニン
チロシンフェニルアラニン
ヒスチジンホスホリボシル二リン酸(PRPP)

光学異性体

アミノ酸は、鏡像体であるL-型D-型があり、遺伝子コードされているアミノ酸(tRNA結合しているアミノ酸)はL-型である。L-型かどうかは、α炭素水素手前にして'CORN'と覚えておくと良い。(左からCO, 側鎖(R), NH2になっている) 左下にあるL-アラニンをマウスボタン押しながら動かし確認できる


L-アラニン
<jmol ala.pdb.gz 200 200></jmol>

遺伝子コードされて合成されるポリペプチドタンパク質は、リボソームL型アミノ酸が縮合される。一方抗生物質のように、D型アミノ酸を含むポリペプチドは、NRP(非リボソームポリペプチド合成系)1)という多酵素複合体合成される

Reference

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