アミノ酸と核酸塩基のコード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 03:31 UTC 版)
「国際純正・応用化学連合」の記事における「アミノ酸と核酸塩基のコード」の解説
IUPACは、アミノ酸や核酸塩基を同定するためのコードを与えるシステムも持っている。IUPACは、アミノ酸の長い配列を表すコードのシステムを必要とした。これにより、配列を比較してホモログを探索することが可能となった。この配列は、1文字または3文字のコードから構成される。 このコードにより、タンパク質を構成するアミノ酸配列をより簡単に短く記載できるようになった。核酸塩基はプリン(アデニンおよびグアニン)とピリミジン(シトシンおよびチミンまたはウラシル)からなり、これらがDNAやRNAを構成する。このコードを用いることにより、生物のゲノムをより容易に表すことができる。 核酸コード意味記号A A アデニン(Adenine) C C シトシン(Cytosine) G G グアニン(Guanine) T T チミン(Thymine) U U ウラシル(Uracil) R AまたはG プリン(puRine) Y C, TまたはU ピリミジン(pYrimidines) K G, TまたはU ケトン(Ketones) M AまたはC アミノ(aMino groups) S CまたはG 強相互作用(Strong interaction) W A, TまたはU 弱相互作用(Weak interaction) B A以外 (すなわちC, G, TまたはU) Aの後のB D C以外 (すなわちA, G, TまたはU) Cの後のD H G以外 (すなわちA, C, TまたはU) Gの後のH V T、U以外 (すなわちA, CまたはG) Uの後のV N A C G T U 核酸 (Nucleic acid) X マスク - 中間長ギャップ アミノ酸のコード(24アミノ酸と3つの特殊コード)は、以下のとおりである。 アミノ酸コード意味A アラニン B アスパラギン酸またはアスパラギン C システイン D アスパラギン酸 E グルタミン酸 F フェニルアラニン G グリシン H ヒスチジン I イソロイシン J ロイシンまたはイソロイシン K リシン L ロイシン M メチオニン N アスパラギン O ピロリシン P プロリン Q グルタミン R アルギニン S セリン T スレオニン U セレノシステイン V バリン W トリプトファン Y チロシン Z グルタミン酸またはグルタミン X 全て * 停止 - 中間長ギャップ
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