アフリカの女
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/16 08:14 UTC 版)
『アフリカの女』(アフリカのおんな、仏: L’Africaine)は、ジャコモ・マイアベーアによる5幕2場のグランド・オペラで、初演はパリ・オペラ座(サル・ペルティエ)で1865年4月28日に行われた。ウジェーヌ・スクリーブによるフランス語のリブレットに基づいている。このマイアベーアの最後のグランド・オペラは当初、ポルトガルの航海士ヴァスコ・ダ・ガマをモデルにした『ヴァスコ・ダ・ガマ』として作曲されたが、作曲家が初演を迎えることなく他界してしまった。このため、リハーサルの監督を務めたベルギーの音楽学者フランソワ=ジョゼフ・フェティスによってカットが施され、リブレットも改変され、タイトルも『アフリカの女』に変更された。近年では原点に回帰し『ヴァスコ・ダ・ガマ』として上演されることもあるが、『アフリカの女』が一般化していることから、そのまま『アフリカの女』のタイトルが使われる。
- ^ 『ユグノー教徒』は1906年5月16日に1,000回目の上演を記録し、パリ・オペラ座で1,000回以上上演された初めてのオペラとなった。
- ^ a b 『オペラは手ごわい』P61
- ^ 『オペラは手ごわい』P60
- ^ 『新グローヴ オペラ事典』P33
- ^ http://archive.sfopera.com/reports/rptOpera-id622.pdf
- ^ “Arts » 21 Mar 1981 » The Spectator Archive”. The Spectator Archive. 2023年2月12日閲覧。
- ^ http://archive.sfopera.com/reports/rptOpera-id474.pdf
- ^ Holland, Bernard; Times, Special To the New York (1988年9月19日). “Review/Opera; Meyerbeer in San Francisco” (英語). The New York Times. ISSN 0362-4331 2023年2月12日閲覧。
- ^ “Teatro La Fenice” (イタリア語). Teatro La Fenice. 2023年2月12日閲覧。
- ^ “Review L' africaine opera at Teatro La Fenice, Venice” (イタリア語). Delteatro.it (2013年12月4日). 2023年2月12日閲覧。
- ^ “Meyerbeer ressuscité | Forum Opéra” (フランス語). www.forumopera.com. 2023年2月12日閲覧。
- ^ 配役は主な録音・録画の項目に記載。
- ^ Loomis, George (2015年10月21日). “Review: Meyerbeer’s ‘Vasco Da Gama’ at Deutsche Oper Berlin” (英語). The New York Times. ISSN 0362-4331 2023年2月12日閲覧。
- ^ “Vasco da Gama”. www.operanews.com. 2023年2月12日閲覧。
- ^ ロベルト・シューマン・フィルハーモニーの全曲演奏CDから算出
- ^ 各劇場の上演プログラムにより変動する。
- ^ http://www.operadis-opera-discography.org.uk/CLMEAFRI.HTM
- 1 アフリカの女とは
- 2 アフリカの女の概要
- 3 初演後
- 4 登場人物
- 5 楽器編成
- 6 参考文献
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