アクションRPGコンストラクションツール Dante 2
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「RPGツクール」の記事における「アクションRPGコンストラクションツール Dante 2」の解説
1992年2月・MSX2 前作同様、『MSXマガジン』から発売。日本語表記は「アクションRPG〜」だが、タイトル画面での英文表記はActionではなく「Active RPG〜」となっている。 「2」と謳っているが、前作の直接の後継ではなく、『イース』風のアクションRPGを専門に扱う。今作はオープニングなどにアニメーションを作成することが可能。 前作Danteではボスキャラと雑魚キャラの違いがなく、プレーヤとのエンカウントが通常エンカウント(歩行中のランダムエンカウント)か、会話イベントでの戦闘開始かを設定するだけであったのに対し、今作では別イベントとして扱うことが可能になった。特にプレーヤキャラと同じサイズの雑魚キャラと異なり、ボスキャラはかなり巨大なサイズまで作成できた。また、前作ではスプライトを使用していたプレーヤキャラクターの表示も、今作はすべてグラフィックを使用しているため重ね合わせ制限を受けることがなく、パレット色をすべて使用可能。ノンプレイヤーキャラクターも背景とは別扱いになっているため自由な移動が可能となった。 BGMは『MSXマガジン』制作の音楽作成ツール「MuSICA」で作成した自作曲を使用できる。FM音源とPSGの両対応ではあるが、前作とは異なりFM音源の有無によって自動的にFM版/PSG版を切り替えられることはなく、指定された同じBGMがどちらの環境でも必ず演奏される。FM音源を搭載していない機種の場合、演奏曲のFM音源パートのみ無視して演奏される。例えばPSGパートがドラムとベースを担当している場合はドラムとベースのみが鳴り、PSGパートが存在しない曲の場合は無音になる。そのため、FM音源非搭載機種でもBGMをきちんと聞かせるためにはPSGパートのアレンジに工夫が必要となる。 音楽作成ツールのMuSICA自体はコナミ製のSCC音源にも対応しているが、『Dante2』のBGM再生ドライバはSCCに対応していないので、BGM内にSCCパートが存在する場合は無視され、FMとPSGだけが演奏される。 サンプルゲーム リドルーンの伝説 旅の剣士レイドローク・スティールは、レオントリア王国に立ち寄った際、国境付近で偶然謎の巨大怪物に襲われていたで同国の王子アルフレッドを救出した。これをきっかけにレイドロークは魔物が急増や凶暴化、巨大怪物の発生などの調査を開始。ストーリーが進むにつれ原因は同国の王位継承争いであり、陰謀に巻き込まれていく…というもの。
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