もりの夏実【モリノナツミ】(きのこ類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10049号 |
登録年月日 | 2002年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | しいたけ | |
登録品種の名称及びその読み | もりの夏実 よみ:モリノナツミ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 森産業株式会社 | |
品種登録者の住所 | 群馬県桐生市西久方町1丁目2番23号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 生野泰文、根岸干夫、赤石博 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者の保有菌株どうしを交配して育成されたものであり、菌さんがやや小葉、中肉の不時栽培向き中温性品種である。菌さんの形は平面が円形、側面が凸形、大きさはやや小、色は暗褐色、厚さは中、肉質はやや硬である。りん皮の付着部位は周縁、大きさは中、色は無である。子実層たくの形状は3型、並び方は正常、幅は極狭、密度は密、色は白色である。菌柄の形は1型、長さは短、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は大、太さは細、表面の色合い、毛の有無及び毛の色は有である。子実体の浸水発生時期は夏秋、発生型は集中、発生温度は中温、発生までの期間は短である。乾物率は10~15%、子実体1個当たりの平均乾重は1.5~2.0g、収量性は少である。「森440号」及び「Y602号」と比較して、子実層たくの幅が狭いこと、菌柄の長さが短いこと等で区別性が認められる。なお、「森440号」及び「Y602号」等との対峙培養において明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成元年に出願者の施設(群馬県桐生市)において、出願者の保有菌株どうしを交配し、得られた菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「夏実」であった。 |
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