やえみのり【ヤエミノリ】(食用作物)
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登録番号 | 第6083号 |
登録年月日 | 1998年 2月 9日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | やえみのり よみ:ヤエミノリ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2002年 2月 12日 | |
品種登録者の名称 | 愛知県 | |
品種登録者の住所 | 愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番2号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 井上正勝 赤間芳洋 中嶋泰則 加藤恭宏 大竹敏也 朱宮昭男 藤井潔 工藤悟 小出俊則 林元樹 坂紀邦 森元武 田辺潔 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「稲系144号」に「トヨニシキ」を交配して育成された固定品種であり,育成地(愛知県北設楽郡稲武町)における成熟期は中生の早,稈長がやや長,耐倒伏性がやや強く,やや多収の水稲,粳種である。 草型は偏穂重型,稈長はやや長,稈の細太はやや太,剛柔はやや剛,止葉の直立の程度は中である。穂長はやや長,穂数はやや少,粒着密度はやや密である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少は稀である。玄米の形,大小及び精玄米千粒重は中,玄米の光沢はやや良,見かけの品質は上の下,食味は上の下である。出穂期及び成熟期は中生の早,障害型耐冷性はやや強,穂発芽性はやや難,耐倒伏性はやや強,収量はやや多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-z,白葉枯病圃場抵抗性は中,わい化病抵抗性は強である。 「チヨニシキ」と比較して,草型が偏穂重型であること,精玄米千粒重が小さいこと,いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-zであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和53年に愛知県農業総合試験場山間農業研究所(愛知県北設楽郡稲武町)において,「稲系144号」に「トヨニシキ」を交配し,雑種第1代を養成,54年に宮崎県農業試験場に雑種第2代及び3代の世代促進栽培を委託,55年に現地選抜ほ場(北設楽郡津具村)において雑種第4代で個体選抜,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。58年から生産力検定試験及び特性検定試験等の試験,平成4年以降「中部87号」の系統名で奨励品種決定試験を行い,その特性を確認して育成を完了した。6年は雑種第18代である。 |
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