ふくしまさやか【フクシマサヤカ】(草花類)
![]() |
登録番号 | 第12341号 |
登録年月日 | 2004年 11月 8日 | |
農林水産植物の種類 | りんどう | |
登録品種の名称及びその読み | ふくしまさやか よみ:フクシマサヤカ |
|
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 福島県 | |
品種登録者の住所 | 福島県福島市杉妻町2番16号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 遠山芳弘、八代昇、遠藤亮子、佐久間光子、武田敏昭、大和田正幸、菅家文左衛門、増子誉子、鎌田光邦、沼宗三、橋本進、松本馨、大沢守一、安斎正典、鈴木芳成、根本和俊、江川孝二、菅野清、新妻和敏 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有のエゾオヤマリンドウ早生青色選抜系を母系とし、中生青色選抜系を父系とする交雑品種であり、花は内面上部が浅青紫色、中部が淡青紫色、外面が青紫色で、切花向きの早生種である。植物体の形状は直立性、草丈は120~159㎝である。茎の直径は5.0~7.9㎜、横断面の形状は円形、上部の色は淡緑、着色程度は無、下部の色は淡緑、着色程度は無である。1節側枝発生数は1~4、1節側枝発生位置は中部のみである。葉長は10.0~12.9㎝、葉幅は3.0~3.9㎝、葉身の形状は広披針形、葉脈は3脈、葉表面の色は緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂~下位節に群生、開花の順序は下部より、頂部の着花数は13~16、茎当たりの総花数は30~49である。花冠の形状は鐘形、長さは4.0~4.9㎝、直径は1.6~1.9㎝、先端の直径は2.0~2.4㎝、転回はやや外反転、花冠内面上部の色は浅青紫(JHS カラ-チャ-ト8008)、中部の色は淡青紫(同8002)、外面の色は青紫(同8009)、内面上部の斑点は無、内面中部の斑点は中、外面の斑点は無、内面中部の斑点の色は穏黄緑(同3513)、外面の縞模様の有無は無である。花冠裂片の長さは8~9㎜、幅は10~11㎜、形状はⅣ型、副裂片の幅は1.0~1.9㎜である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形は筒状である。開花期は早で、育成地(福島県相馬郡飯舘村)では7月中旬~8月上旬である。「スカイブルーながの」と比較して、花冠内面上部の色が浅青紫であること等で、「尾瀬の夢」と比較して、花冠内面上部の色が浅青紫であること、花冠副裂片の幅が狭いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、出願者所有のエゾオヤマリンドウの早生青色選抜系を母系とし、中性青 色選抜系を父系とする交雑品種であり、平成5年から福島県農業試験場(郡山市)にお いて交配組合せ能力検定試験を実施し、11年から地域適応性検定試験を行い、13年に目 標とする特性であることを確認して育成を完了したものである。 |
- ふくしまさやかのページへのリンク