ひきこもり活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 15:28 UTC 版)
2003年、漫画『美味しんぼ』に影響を受け、私立高校の調理科に進学するも、自分が調理には向いていないことに気づき、同年9月に中退。通学時の満員電車が嫌だという理由もあった。将来への不安は特になく、いずれ大学に入ればすべて帳尻が合うだろうという考えで、12月には合格点ギリギリで大学入学資格検定を取得。 大検取得後、6年間にわたるひきこもり生活が始まる。16歳にして、大学受験が可能な年齢になるまでの猶予期間ができたような気持ちであったという。好きな時間に起き、ひたすらネットサーフィンと読書に明け暮れ、眠くなったら寝るという生活を実家で送っていたが、放任主義の父親からは特になにも言われず、家族とはいつも食卓を共にしていた。当時台頭したばかりのYouTubeでの動画視聴、ブログの執筆、他者のブログへのコメントなどで毎日が多忙であった。 ひきこもりといっても暗いものではなく、本人は「毎日とても楽しかった」と述べており、後の作家としての活動の下地となるインプットができた日々であったと評す。また、自己PRサイトの経歴ではこの時期を「ひきこもり活動に従事」と肯定的に称している。結局、大学受験が可能な18歳になっても大学には行かなかったが、ネット上の面白いコンテンツの恩恵を受けることで、やがて自らも「面白いことを考えたい」という思いを強く抱くようになった。
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