つくし酒舞【ツクシサカマイ】(食用作物)
登録番号 | 第14299号 | |
登録年月日 | 2006年 7月 13日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | つくし酒舞 よみ:ツクシサカマイ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 福岡県 | |
品種登録者の住所 | 福岡県福岡市博多区東公園7番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 濱地勇次、川村富輝、和田卓也、大里久美、今林惣一郎、龍知子、西山壽、吉野稔 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、(「中間母本農10号」×「山田錦」)に「ミヤコ95」を交配して育成された固定品種であり、育成地(福岡県筑紫野市)における成熟期は中生の中、草型が偏穂重、精玄米千粒重がやや大の酒造向きの水稲、粳種である。草型は偏穂重、稈長はやや長、稈の細太、剛柔及び止葉の直立の程度は中、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長、穂数及び粒着密度は中、穂型は紡錘状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護穎の色は淡黄、芒の有無と多少は稀、芒長は短、芒色は黄白-黄である。玄米の形は中、大小は大、色沢はやや淡、精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は中の下、光沢は中、心白の多少はやや多、大小は大、腹白の多少は極少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は中生の中、穂揃日数は短、穂発芽性は易、耐倒伏性は中、脱粒性は難、地上部全重はやや小、収量はやや少である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、穂いもちほ場抵抗性は中、葉いもちほ場抵抗性はやや強、白葉枯病抵抗性品種群別は黄玉群、白葉枯病ほ場抵抗性は中である。アミロース及び蛋白質含量は中である。「山田錦」と比較して、稈長が短いこと、脱粒性が難であること、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-aであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に福岡県農業総合試験場(筑紫野市)において、(「中間母本農10号」×「山田錦」)に「ミヤコ95」を交配し、7年に雑種第5代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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