つくし赤もち【ツクシアカモチ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7322号 |
登録年月日 | 1999年 8月 11日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | つくし赤もち よみ:ツクシアカモチ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 福岡県 | |
品種登録者の住所 | 福岡県福岡市博多区東公園7番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 濱地勇次、今林惣一郎、尾形武文、西山壽、原田皓二、住吉強、吉野稔、松江勇次 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「サイワイモチ」に「対馬在来」を交配して育成された固定品種であり,育成地(福岡県筑紫野市)における成熟期は晩生の早,穎色が赤褐-褐、芒色及び玄米の粒色が赤褐,倒伏性がやや弱く,脱粒性が難の水稲,糯種である。草型は中間型,稈長はやや長,稈の細太は中,剛柔は柔,止葉の直立の程度は中,葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長は中,穂数は多,粒着密度及び穂軸の抽出度は中である。穎色は赤褐-褐,ふ先色は赤褐,芒の有無と多少は多,芒色は赤褐である。玄米の形は中,大小は小,玄米の粒色は赤褐,精玄米千粒重は小である。出穂期及び成熟期は晩生の早,穂発芽性は難,耐倒伏性はやや弱,収量はやや少である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a,Pi-ta2,白葉枯病圃場抵抗性は弱である。「サイワイモチ」と比較して,稈長が長いこと,芒長が長いこと,玄米の粒色が赤褐であること,穂発芽性が難であること等で,「対馬在来」と比較して,稈長が短いこと,芒色が赤褐であること,いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a,Pi-ta2であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和63年に福岡県農業総合試験場(福岡県筑紫野市)において,「サイワイモチ」に「対馬在来」を交配し,平成元年に雑種第3代で個体選抜,以後系統育種法により育成された固定品種であり,6年に生産力検定試験,特性検定試験を行い,同年にその特性を確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「ちくし赤糯22号」であった。 |
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