つくし早生【ツクシワセ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7321号 |
登録年月日 | 1999年 8月 11日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | つくし早生 よみ:ツクシワセ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 福岡県 | |
品種登録者の住所 | 福岡県福岡市博多区東公園7番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 濱地勇次、今林惣一郎、大里久美、西山壽、吉野稔、川村富輝、松江勇次 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「農林22号」に「キヌヒカリ」を交配して育成された固定品種であり,育成地(福岡県筑紫野市)における成熟期は早生の晩,稈長がやや短,耐倒伏性が強く,やや多収の水稲,粳種である。草型は中間型,稈長はやや短,稈の細太はやや太,剛柔はやや剛,止葉の直立の程度は立,葉身及び葉鞘の色は濃緑である。穂長は中,穂数はやや少,粒着密度はやや密,穂軸の抽出度はやや短である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少は少である。玄米の形,大小及び精玄米千粒重は中,見かけの品質は中の上,光沢はやや良である。出穂期及び成熟期は早生の晩,穂発芽性は易,耐倒伏性は強,収量はやや多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i,白葉枯病ほ場抵抗性はやや弱である。「日本晴」と比較して,稈長が短いこと,止葉が立つこと,精玄米千粒重が大きいこと,耐倒伏性が強いこと等で,「黄金晴」と比較して,稈長が短いこと,精玄米千粒重が大きいこと,耐倒伏性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和63年に福岡県農業総合試験場(福岡県筑紫野市)において,「農林22号」に「キヌヒカリ」を交配し,平成2年に雑種第3代で個体選抜,以後系統育種法により育成された固定品種であり,5年に特性検定試験,奨励品種決定試験を行い,6年にその特性を確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「ちくし15号」であった。 |
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