つくしろまん【ツクシロマン】(食用作物)
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登録番号 | 第12959号 |
登録年月日 | 2005年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | つくしろまん よみ:ツクシロマン |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 福岡県 | |
品種登録者の住所 | 福岡県福岡市博多区東公園7番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 濱地勇次、大里久美、川村富輝、今林惣一郎、西山壽、和田卓也、吉野稔、龍知子 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「ちくし6号」(後の「夢つくし」)に「中部88号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(福岡県筑紫野市)における成熟期は早生の晩、草型が偏穂数型、脱粒性が難の水稲、粳種である。草型は偏穂数、稈長はやや短、稈の細太及び剛柔は中、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや短、穂数は中、粒着密度はやや密、穂軸の抽出度は中、穂型は紡錘状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護穎の色は淡黄、芒の有無と多少は稀、芒長は短、芒色は黄白-黄である。玄米の形は中、大小はやや小、色沢はやや淡、精玄米千粒重はやや小、玄米の見かけの品質は中の中、光沢はやや良、腹白の多少は少、食味は上の上である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は早生の晩、穂揃日数は短、穂発芽性及び耐倒伏性は中、脱粒性は難、地上部全重及び収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性はやや弱、白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群、白葉枯病ほ場抵抗性はやや弱である。アミロース含量及び蛋白質含量は中である。「日本晴」と比較して、粒着密度が密であること、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で、「つくし早生」と比較して、精玄米千粒重が小さいこと、穂発芽性が難であること、耐倒伏性が弱いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に福岡県農業総合試験場(筑紫野市)において、「ちくし6号」(後の「夢つくし」)に「中部88号」を交配し、6年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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