ひむか白のげ【ヒムカシロノゲ】(草花類)
![]() |
登録番号 | 第14672号 |
登録年月日 | 2007年 1月 22日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | ひむか白のげ よみ:ヒムカシロノゲ |
|
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 宮崎県 | |
品種登録者の住所 | 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 加藤浩、吉岡秀樹、井場良一、永吉嘉文、上田重英、堤省一朗、三枝大樹、若杉佳司、中原孝博、竹田博文 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「ちくし赤糯22号」(後の「つくし赤もち」)に「FL175」を交配して育成されたものであり、育成地(宮崎県宮崎郡佐土原町)における成熟期はかなり晩生、穎色及び芒の色(初期観察)が黄白の観賞用の糯品種である。稈の長さは長、太さは中、止葉葉身の姿勢(初期観察)は立、葉身表面の毛茸は無又は極少、葉の緑色の程度は中、葉耳のアントシアニン色は無である。穂の主軸の長さはやや長、穂数は中、穂の抽出度は穂軸もよく抽出、湾曲程度は傾く、穂型は紡錘状、外穎の毛茸の多少は中、穎色は黄白、外穎先端の色(ふ先色)は黄、護穎の長さは中、色は黄白、柱頭の色は白、穎のフェノール反応は無である。芒は有、色(初期観察)は黄白、最長芒の長さは長、芒の分布は全体である。籾1000粒重及び玄米の長さは中、幅はやや狭、形は半円、色は白、香りは無又は極弱である。胚乳の型は糯、出穂期(50%出穂)及び成熟期はかなり晩生である。穂発芽性は易、耐倒伏性は弱、脱粒性は難である。穂いもちほ場抵抗性は中、葉いもちほ場抵抗性はやや弱である。「つくし赤もち」と比較して、出穂期(50%出穂)が晩いこと、穎色及び芒色(初期観察)が黄白であること、玄米の色が白であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に宮崎県総合農業試験場(宮崎郡佐土原町)において、「ちくし赤糯22号」(後の「つくし赤もち」)に「FL175」を交配し、11年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、16年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「銀ほなみ」であった。 |
- ひむか白のげのページへのリンク