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鳥海山

名称: 鳥海山
ふりがな ちょうかいざ(さ)ん
種別 史跡
種別2:
都道府県 2県以上
市区町村 山形県飽海郡遊佐町秋田県由利本荘市森子矢島町にかほ市象潟町
管理団体 由利本荘市にかほ市
指定年月日 2008.03.28(平成20.03.28)
指定基準 史3
特別指定年月日
追加指定年月日 平成21.07.23
解説文: 鳥海山は山形県秋田県との県境またがり裾野日本海広げる独立峰火山標高2,236m)で、古代から現代に至る信仰の山である。大物忌神承和5年(838)を初見神階の奉授がくり返される大物忌神社祭神近世以降倉稲魂神農業神とされるが、古代の史料からは祭神大物忌神であり、鳥海山を神体山とするもので、その神名天変地異対す畏れ慎み意味する物忌」に発する考えられる月山神社同所祀られ神仏習合進行のなかで、「出羽国一宮両所大菩薩」等の呼称生んだ。鳥海山には山形県遊佐町吹浦岡、秋田県にかほ市小滝院内由利本庄市滝沢矢島の各登拝口があり、秋田県由利地方山形県庄内地方中心に信仰された。江戸時代には登拝口の間で鳥海山の祭祀をめぐる争いがあった。明治13年(1880)、鳥海山山頂社殿を「本殿」、吹浦岡に鎮座するふたつの大物忌神社をその「口ノ宮」とし、三社をもって国幣中社大物忌神社」とすることが決められた。
 古代国家辺境にあって古代には国家守護神として、また古代末から中・近世通じて出羽国中心的信仰の山として崇敬され、特に近世以降農業神として信仰された鳥海山の信仰の中心を担う大物忌神社は、古代から中・近世宗教・信仰実態を知るうえで重要である。
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史跡:  鳥取城跡  鳥取藩主池田家墓所  鳥取藩台場跡  鳥海山  鳥羽山洞窟  鳥羽殿跡  鳥越城跡



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