その後の音楽活動:1990年以降
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「リン・アンダーソン」の記事における「その後の音楽活動:1990年以降」の解説
1990年、アンダーソンは、BBCスコットランド (BBC Scotland) のテレビ・ドラマ『The Wreck on the Highway』に、歌手ベッツィー・ホール (Betsy Hall) 役で出演した。この作品中で彼女が歌った「Dream On」は、BBCのカントリー音楽コレクションのひとつとして、マイナー・ヒットとなった。1992年、アンダーソンは新しいスタジオ・アルバム『Cowboy's Sweetheart』をレイズライト・レコード (Laselight Records) からリリースした。このアルバムには、エミルー・ハリスとマーティ・スチュアート (Marty Stuart) がゲストとして参加した。この頃、アメリカ・バラ協会 (the American Rose Society) が、「リン・アンダーソン」と名付けられたハイブリッド・ティーのバラを作った。その後の1990年代の間、アンダーソンはスタジオ・アルバムを吹き込まず、公演旅行と演奏、また音楽以外のプロジェクトに集中するようになった。1999年、アンダーソンは、北米カントリー音楽連盟 (the North American Country Music Association) の国際殿堂入りを果たした。 2000年、テネシー州知事のドン・サンドクィスト (Don Sundquist) は、州内全域において6月15日を「リン・アンダーソンの日 (Lynn Anderson Day)」とした。アンダーソンは、障碍をもつ人々を支援するTNNの特別番組『American Country Cowboys』を制作した。この年には、ライブ・アルバム『Live at Billy Bob's Texas』が録音された。2002年、CMTの特別番組『40 Greatest Women of Country Music』において、アンダーソンは29位にランクされた。2004年には、12年ぶりのスタジオ・アルバム『The Bluegrass Sessions』が、アンダーソンの1960年代から1970年代にかけてのおもなヒット曲を、ブルーグラス様式で再録音する形で制作された。このアルバムは、2005年のグラミー賞において、最優秀ブルーグラス・アルバム (Best Bluegrass Album) 部門に、リッキー・スキャッグス (Ricky Skaggs) のアルバム『Brand New Strings』や、ラルフ・スタンリー2世 (Ralph Stanley II) の『Carrying on』、多数のアーティストが参加したアルバムなどと並んでノミネートされた。2005年、アンダーソンは『グランド・オール・オプリ』に出演し、カントリー歌手マルティナ・マクブライド (Martina McBride) と「ローズ・ガーデン」をデュエットした。 2007年6月、アンダーソンはナッシュビルで開催された、CMAの音楽祭で演奏した。彼女は、アーロン・ティッピン (Aaron Tippin) やジェイソン・マイケル・キャロル (Jason Michael Carroll) らとともに、リヴァーバンク公園エリアで屋外コンサートを行なった。この音楽祭で、アンダーソンは、ソングライターで、当時交際中だったメンター・ウィリアムス (Mentor Williams) と、ウィリアムスの作品で、最初はドビー・グレイ (Dobie Gray)、後にアンクル・クラッカーが歌ってヒットさせた「Drift Away」を、デュエットした。 2009年4月、パームスプリングのステージコーチ・フェスティバル (Stagecoach Festival) に参加したが、このフェスティバルではチャーリー・ダニエルズ、ケビン・コスナー、リーバ・マッキンタイアらのコンサートが行なわれた。2010年から2011年にかけて、メトロポール交響楽団 (the Metropole Symphony Orchestra) をバックに従えたコンサートを行なった。リン・アンダーソンのコンサートは、今も人気が高く、カジノやアート・センター、劇場などで、定期的に彼女を主演者とする興行が打たれている。
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