その他の無脊椎動物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 09:19 UTC 版)
軟体動物では、巻貝の一種エゾフネガイ(学名 Crepidula grandis Middendorff)などで雌性先熟の性転換が知られている。この種は多数の個体が積み重なった状態で生息し、下部の大型個体が雌、上部の小型個体が雄として繁殖する。二枚貝のイガイ(Mytilus coruscus)は、雄性先熟の性転換を起こすと考えられており、大型の個体は雌が多い。 環形動物のノリコイソメ科に属するゴカイの一種Ophryotrocha puerilisは一夫一妻であり、クマノミのようにペアのうち大きな個体が雌になり、小さな個体が雄になる。しかし雌として繁殖を続けると体重が減少するために、やがてサイズの逆転が起こり、雌だった個体が雄に、雄だった個体が雌に性転換する。 これ以外にも性転換が知られている分類群はいくつも存在するが、詳しく研究されているものは少ない。
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その他の無脊椎動物
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環形動物多毛類(ゴカイ類)ケヤリムシ目カンザシゴカイ科のカサネカンザシ1種が選定された。 和名・学名位置付出自・原産地→侵入地被害の現状画像カサネカンザシHydroides elegans要注意外来生物 オーストラリア→太平洋・瀬戸内海・玄界灘・隠岐諸島 海産固着生物。1970年代に太平洋・瀬戸内沿岸各地で確認され、80年代には玄界灘・隠岐にも侵入している。貨物船のバラスト水に混入していたと推定される。個体は全長2〜4cmの小型種で、石灰質の棲管に入り、密集してコロニーを作る。1〜2ヶ月で成熟するため、カキやアコヤガイなど養殖貝に取り付けば、貝より早く成長して貝殻を固定してしまい、斃死に追い込んでしまう。
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