そきゅう

実用日本語表現辞典

訴求

読み方：そきゅう

主に広告・マーケティングの分野において、売り手が消費者の欲求へ訴えかけて利用や購入を促す、需要を喚起する、といった意味で用いられる表現。

広告宣伝の訴求の効果、すなわち対象（ターゲット）となる消費者層へ効果的に到達して効果的に需要を喚起できる度合いは、「訴求力」と表現されることが多い。

「訴求」の語は「ターゲット層に効果的に訴求する」というような（対象へ訴えかけるというような意味合いの）表現として用いられることが多いが、他にも「商品の優位性を訴求する」とか「安全安心というイメージを訴求する」というような言い回しで用いられている場合もある。

訴求は需要の喚起という意味では「アピール」と言い換えられる場合が多い。ターゲット顧客層への到達を重視する文脈ではアピールよりは「リーチ」と言い換えた方が適当といえる場合もある。

（2012年6月12日更新）

遡及

読み方：そきゅう・さっきゅう

過去に遡ること、または過去に遡って言及することを意味する表現。後者の意味では、特に法律や規則が施行される前の時点の物事について、後から法律を適用することを指すことが多い。

（2012年6月8日更新）

デジタル大辞泉

そ‐きゅう〔‐キウ〕【訴求】

読み方：そきゅう

［名］(スル)広告や販売などで、消費者の購買意欲に働きかけること。「―対象」

そ‐きゅう〔‐キフ〕【遡及／^×溯及】

読み方：そきゅう

［名］(スル)過去にさかのぼって影響・効力を及ぼすこと。「規定の適用を四月に―して行う」

そ‐きゅう〔‐キウ〕【遡求】

読み方：そきゅう

手形・小切手の支払いがないとき、または支払いの可能性が減じたとき、その所持人が、振出人や裏書人などに対し、代償として一定金額の支払いを請求すること。償還請求。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

そきゅう

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 13:29 UTC 版)

同音異義語

そきゅう

• 【遡及】：過去に遡ること。
• 【遡求】：裏書人に遡って、支払を請求すること。