【手榴弾】(しゅりゅうだん)
- Fragmentation grenade (Frag grenade)
手投げ弾の一種で、破片をばら撒いて敵を殺傷するもの。手投げ式の榴弾。
2.と区別するため、特に「破片手榴弾」と呼ばれることもある。
日本軍では「てりゅうだん」と呼ばれた。
第一次世界大戦から現在に至るまで、歩兵にとって重要な武器である。
手で投げる事で間接砲撃と同様に遮蔽物越しの攻撃が可能なため、塹壕戦や市街戦で多用される。
外形は、かつて造られていた柄付き型と、現在主流の卵形に大別される。
柄付き型は発火リングを引き抜いて時限信管を作動させる。
卵形は安全ピンを抜くと安全レバーが跳ね飛び、時限信管が作動する。
(旧軍などのものは、硬いものに叩きつけて信管を作動させていた)
柄付き型はより遠くへ投擲できるとしてドイツやソ連などで使われていたが、重く携行数が限られるため、現在は使用されていない。
現代では投擲で届かない遠くの目標へは擲弾発射器が使用される。
爆発するまでには3~5秒ほどの時間があり、その間に目標へ投げ込む。
かつては着発信管を備え、地面に落ちると即座に爆発して逃げる隙を与えないものも存在したが、信頼性に乏しいため廃れた。
- Hand grenade
広義においては、手投げ弾全般を指して言う場合がある。
非致死性のものを含め、下記のように様々な効果のものが存在する。
しゅ・りゅう・だんと同じ種類の言葉
- しゅ・りゅう・だんのページへのリンク