しゃき丸【シャキマル】(きのこ類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9509号 |
登録年月日 | 2001年 10月 18日 | |
農林水産植物の種類 | やなぎまつたけ | |
登録品種の名称及びその読み | しゃき丸 よみ:シャキマル |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 神奈川県 | |
品種登録者の住所 | 神奈川県横浜市中区日本大通1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 木内信行 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の育成系統に出願者所有の野生種(神奈川県産)を交配して育成されたものであり、菌さんがかなり小、断面の形態は平形、成熟期の色は淡褐色で菌柄の形が細長の空調栽培向き品種である。菌糸の生長速度は15℃で遅、25℃で普通、30℃でやや早、発生処理までの培養期間は36~40日、発生処理から子実体収穫までの期間は16~20日である。子実体の生長最適温度は15~18℃、発生型は群状型、収量は101~120g、有効茎本数は31本以上である。菌さんの大きさはかなり小、厚さは極薄、断面の形態は成育初期が丸山型で成熟期が平型、色は成熟期は淡褐色、表面のしわ及び肉質は普通である。内被膜の取れ方は取れやすい、色は白色である。菌しゅうの菌柄へのつき方は垂生、色は黄白色、並び方は正常、巾は狭、密度は普通である。菌柄の長さは長、太さはかなり細、形は細長、色は淡褐色、ささくれ及び肉質は普通である。「しゃきっこ1号」と比較して、菌さんが小さく薄いこと、菌柄が細いこと等で、「しゃきっこ2号」と比較して、菌さんが小さいこと、菌柄が長いこと等で区別性が認められる。なお、「しゃきっこ1号」及び「しゃきっこ2号」等との対峙培養において明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に出願者の施設(神奈川県厚木市)において、出願者所有の育種系統(担子胞子欠損系統)に野生種(神奈川県産)の一核菌糸体を交配して得られた菌糸に、育種系統(担子胞子欠損系統)の親株を戻し交配を行い選抜、以降、増殖を行いながら特性調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は、「ヤナギマックス」であった。 |
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