しのぎ

デジタル大辞泉

しのぎ

１ 茶器の柄杓(ひしゃく)の部分の名。柄の螻蛄首(けらくび)より下の部分。

２ 茶道で、風炉(ふろ)の灰を寄せるときの山の灰角(はいかど)のこと。

しのぎ【^×凌ぎ】

読み方：しのぎ

１ 苦しい局面やつらいことを、なんとかもちこたえて切り抜けること。また、その方法・手段。「急場—」「退屈—」

２ 《「一時しのぎ」の意から》会葬者に出す食事。非時。

しのぎ【^×鎬】

読み方：しのぎ

１ 刀剣で、刃と峰との間に刀身を貫いて走る稜線。鎬筋。

２ 部材の上端の中央を残し両側を低く削って、刀の背峰のようにした形。

鎬(1)

鎬(1)

鎬(1)

日本語活用形辞書

凌ぎ

読み方：しのぎ

ガ行五段活用の動詞「凌ぐ」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

凌ぐ  » 「凌ぐ」の意味を調べる

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刀剣用語解説集

鎬（しのぎ）

刀身の平地と鎬地の境をなす線を鎬、あるいは鎬筋と称する。また両刃の剣などの場合、地の中間にある稜線をいう場合がある。この平地と鎬地に分かれた構造をもつ造り込みを鎬造と称する。一般に大和伝系は鎬筋が高く、末備前物は低く造り込まれたものが多い。鎬地の鍛え目は、古刀期には大和保昌、美濃物の一部を除き平地と同様にするものが多く、新刀期にはほとんど柾目となる。

将棋用語集

凌ぎ

相手の攻めを受けきったり、手を稼いだりすること。
[凌ぐ（動詞）]

隠語大辞典

しのぎ

1. 蛸。僧侶。

分類 せんぽ

しのぎ

1. すり（掏摸）とること。しのぎ（鎬）をけずりの「すり」から。〔す〕

分類 す／犯罪

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JMnedict

凌

姓	読み方
凌	しのぎ

東鬼

姓	読み方
東鬼	しのぎ

Weblio日本語例文用例辞書

「しのぎ」の例文・使い方・用例・文例

• 今度の新しいエアコンは暑さしのぎに役立った
• 私はその場しのぎで作り話をした。
• 我々は大学時代にはしのぎを削ったものだ。
• 我々の大学時代にはしのぎを削った者だ。
• ハーツ社とエイビィス社はカーレンタルの業界でしのぎを削っている。
• その場しのぎの対策では麻薬中毒問題にきりこむことはできないでしょう。
• この頃私は退屈しのぎに庭造りをしています。
• 雨の日には何をして退屈しのぎをしますか.
• 間に合わせ策, 一時しのぎの便法.
• そのプランはほんの当座しのぎにすぎない.
• 当座しのぎの手段.
• 口しのぎにお菓子を一つつまんだ.
• 当座の口しのぎにそこで働きながらもっとよい仕事を探すことにした.
• あれはほんの一時しのぎさ.
• 両チームはリーグ優勝をかけてしのぎを削った.
• 冬の寒さより夏の暑さの方が私にはしのぎよい.
• これだけあれば当座しのぎには充分だ.
• 暑いのより寒い方がしのぎやすい
• これだけあれば一時しのぎがつく