高速道路(こうそくどうろ)
道路法で高速自動車国道と分類された有料の道路のこと。日本道路公団が建設と管理を任されている。現在、東名自動車道や常磐自動車道、山陽自動車道など、合わせて47路線ある。
通行料は普通車の場合、走行距離1キロあたり24.6円で計算されている。もちろん、信号や交差点はなく、高速で自動車を走行させることが可能だ。
全国的な自動車交通のネットワークを構築することが目的で、政治・経済・文化の上で特に重要な地域を連絡する。そのため、全国のすべての都市や農村から、およそ2時間以内で到達できることを目安として、大動脈のように日本全国に張り巡らされている。
国土交通省が定める整備計画によると、着工前提とされる区間は9342キロメートルで、そのうち約2400キロメートルは未開通区間となっている。高速道路の建設は資金を借り入れて行い、通行料の徴収によって借金の返済にあてている。借金の返済がすべて完了すると無料化される予定だが、そうなるのは50年先の話だと冷ややかに見られている。
高速道路の建設は、大型の公共事業としての注目を集めるが、その必要性や財政事情を考えると、新規の着工について凍結を求める声もある。道路公団の民営化論議とともに、高速道路のあり方も問われている。
(2001.11.06更新)
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