けれども
けれども
1 確定の逆接条件を表し、内容の矛盾する事柄を対比的に結びつける意を表す。「言うことはりっぱだ—、することはなってない」「年はとっている—、実に活動的だ」
2 ある事実を前置きとして述べ、本題に結びつける意を表す。「経験から言うんだ—、時間には厳しいほうがいい」「これおもしろい本だ—、君読まないか」
3 二つの事柄を単に結びつける意を表す。「野球番組も好きだ—、音楽番組も好きだ」「時間もない—、金もない」
1 言い切りを避け、婉曲に表現する気持ちを表す。「あすなら行けるんです—」「父は今日出かけているんです—」
2 不安に思ったり、なかばあきらめたりしながらも、事柄の実現などを願う気持ちを表す。「このままお天気が続くといいんです—」
[補説] 「けれども」は中世末、形容詞活用の已然形語尾に接続助詞「ども」が付いてできたもの。近世前期になると、くだけた感じを伴う「けれど」「けど」が生じ、後期には、「けども」が成立した。
けれども
「けれども」の例文・使い方・用例・文例
- テニスボールを6個買ったけれどもう5個なくしてしまった
- 大変申し訳ないけれどもその書類を持ってきてくれませんか
- 彼女は性格は母親に似ているけれども外見は似ていない
- 彼らは貧しいけれども堅実である
- その映画は未熟だけれども面白い。
- それは良いことだけれども。
- このレストランの料理は和洋折衷だけれども、私はいつも日本料理だけ頼む。
- 私は本屋へ行ったけれども何も買わなかった。
- ジョンはあまり背が高くないけれどもバスケットボールが上手だ。
- けれども飛行機が故障で四時間遅れで出発しました。
- 私は仕事が忙しいけれども順調です。
- 忙しいけれども、私は順調です。
- あなたは日本での仕事を探したけれども、見つけることができましたか?
- あなたは日本での仕事を探していたけれども、見つけることができましたか?
- 私の父は以前たばこを吸ったけれども今は吸わない。
- 今日は忙しかったけれども楽しかったです。
- 彼女は若いけれども、たくさんのことを知っている。
- まだ完成していないけれども、私はそれを送ります。
- けれども、彼はずっと無実を訴えていた。
- 私は英語力がないけれども、あなたともっとお話ししてみたい。
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