おもな名所・旧跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 21:30 UTC 版)
宇南寺 - 高野山真言宗。美作八十八ヵ所霊場のひとつであり、本尊は金剛界大日如来。創建は不明だが、鎌倉時代には幕府から寺領70石を拝している。太平堂と呼ばれる本堂は1959年(昭和34年)に県指定の重要文化財になっている。またその太平堂には大太鼓が保存されている。 玉泉寺 - 高野山真言宗。1183年(寿永3年)創建。宥沢大和尚が開基し、本尊は大日如来。美作八十八ヵ所霊場のひとつであり、ガン封じや厄除けの寺として知られている。 麓城跡 - 呼称が多く、『作陽誌』では麓城、『美作鏡』では麓山城などと呼ばれる。戦国時代、尼子勢と毛利勢などが争った地で、三浦氏が治めていた勝山高田城の出城。城下には腹切り石、女中墓などが残っている。 美甘神社 - 創建は不明だが、美甘郷の総鎮守神として味鋤高彦根命を祀っている。御祭神の別名を御鴨神ということから御鴨神社と呼ばれた。その後1873年(明治6年)に御鴨神社から美甘神社と改めた。境内には本殿の他、疫神社・若宮神社などもある。 美甘宿場桜 - 新庄川の堤防沿いに咲く桜並木。旧出雲街道美甘宿の町裏に、約600mの間に50本の桜が植えられ、開花期間中はライトアップもされている。 美甘渓谷 - 新庄川中流にある長さ約6kmの渓谷。一部通行できない箇所があるものの、一帯はオオサンショウウオの生息地として知られる景勝地である。 出雲街道 - 美甘村内の出雲街道は約13km。ただ「美甘三里は五里ござる」と言われるほど難所が多かった。現在は廃道となり久しく、道筋がわからなくなっているところもある。 堂の前遺跡 - 1985年(昭和60年)に土器の出土をきっかけに発見された弥生時代の竪穴式住居跡。その後、周辺から縄文時代後期から中世に至るまでの土器や石器、鉄器などが出土した。竪穴式住居は復元されたが、現在は更地になっている。 香杏館 - 美甘出身の医学者横山廉造が診療所として使用した建物。香杏は横山廉造の号による。リノベーションされ、喫茶やコミュニティスペースとなっている。 竹元寺 - 高野山真言宗。本尊の銅造聖観音立像は天平期の地方作と言われ、県指定の重要文化財になっている。ちなみに高さは台座を含めて約43cm。 その他 - 二本杉の六地蔵・首切峠・馬頭観音・舟形地蔵・宝蔵寺・平島薬師堂・八幡神社
※この「おもな名所・旧跡」の解説は、「美甘村」の解説の一部です。
「おもな名所・旧跡」を含む「美甘村」の記事については、「美甘村」の概要を参照ください。
- おもな名所・旧跡のページへのリンク