おこすとは? わかりやすく解説

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おこ・す【×熾す】

読み方:おこす

[動サ五(四)《「起こす」と同語源》炭火などの勢い盛んにする。また、炭などに火をつける。「火吹き竹で火を—・す」

[可能] おこせる


おこ・す【興す】

読み方:おこす

[動サ五(四)《「起こす」と同語源》

ひっそりしていたものを目立つ状態にする。衰えていたものを再び勢いづかせる。「家を—・す」「国を—・す」「弓道を—・す」

起こす4」に同じ。「俳句革新運動を—・す」

気力充実させる奮い立たせる

「君もしひて御心を—・して、心の内に仏を念じ給ひて」〈源・夕顔

大挙して立ち上がらせる

十八日辰(たつ)の一点大衆(だいしゅ)を—・し」〈平家・四〉

[可能] おこせる


おこ・す【起(こ)す】

読み方:おこす

[動サ五(四)

になっているものを立たせる。「からだを—・す」「倒木を—・す」「転んだ子を—・す」

目を覚まさせる。「寝入りばなを—・される」

今までなかったものを新たに生じさせる。「風力利用して電気を—・す」「波を—・す」

新しく物事始める。興す。「事業を—・す」

㋐自然が働き動きを示す。「噴火を—・す」「地滑りを—・す」

平常異なる状態や、好ましくない事態生じさせるひきおこす。「革命を—・す」「事故を—・す」

静かな状態を刺激して、ある影響もたらす。「ブームを—・す」

ある感情欲望生じさせるまた、からだの働きがある状態を示す。「やる気を—・す」「里心を—・す」「拒絶反応を—・す」「食中毒を—・す」

表面現れるようにする。

㋐土を掘り返す。「畑を—・す」

へばりついている状態のものをはがす。「を—・す」「敷石を—・す」

伏せてあるカード花札などをめくって表を出す。

隠されていた状態から表に出す。「伏せ字を—・す」

速記録音音声などを文字化する。また、文章書いた文書作ったりする。「講演録音原稿に—・す」「稿を—・す」「伝票を—・す」

[可能] おこせる

[下接句] 願(がん)を起こす事を起こす甚助(じんすけ)を起こす寝た子を起こす身を起こす虫を起こす


おこ・す【遣す/致す】

読み方:おこす

【一】[動サ下二

よこす。届けてくる。

講師、もの、酒—・せたり」〈土佐

動詞連用形付いて)その動作自分の方へ及ぶことを表す。こちらへ…する。…してくる。

空合はせ(=夢判断)にあらず、いひ—・せたる僧の疑はしきなり」〈かげろふ・下〉

【二】[動サ四]【一】四段活用化》【一】1に同じ。

極道めが—・しをらぬわい」〈滑・浮世床・初〉



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