おおだちどうくつとは? わかりやすく解説

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大立洞窟

名称: 大立洞窟
ふりがな おおだちどうくつ
種別 史跡
種別2:
都道府県 山形県
市区町村 東置賜郡高畠町
管理団体 高畠町(昭55・612)
指定年月日 1980.06.03(昭和55.06.03)
指定基準 史1
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: S55-05-015[[大立]おおたち]洞窟.txt: 本洞窟は、蔵王連峰西山麓、米沢盆地東北隅に位置する丘陵中にあり、第三紀凝灰岩からなる山体風化によって形成されたものである。この丘陵には同様な洞窟きりたった凝灰岩露頭多くみられ、神秘的な景観のためにしばしば山岳信仰対象とされ、また繩文時代以降古代中世遺物散布するところも少なくない
 本洞窟は南に開口し、間口13メートル奥行メートル規模有する前面テラスには巨大な凝灰岩落下みとめられる。本洞窟発掘調査昭和49年から52年まで山形県立博物館山形県教育委員会によって実施され51年には繩文時代前期包含層が確認され52・53年には洞前面テラス部分から土器としては最古部類属す隆起線文土器爪形文土器及びそれに伴う尖頭器発見されている。また、隆起線文土器出土層の堆積土を分析した結果カラマツ属花粉含まれることが確認され、現在よりやや冷涼な気候植生付近にひろがっていたことも知られた。
 本洞窟属す丘陵地域には日向洞窟一ノ沢洞窟など、最古土器群を出土する洞窟がすでに数か所知られているが、全国でも数少ないこの時期洞窟集中地域であり、居住者移動あるいは集団間つながりかたなどを理解する上で好条件そなえたものと考えられるので、本洞窟指定し系統的な保存をはかることとする



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