エルニーニョ‐げんしょう〔‐ゲンシヤウ〕【エルニーニョ現象】
エルニーニョ現象(えるにーにょげんしょう)
エルニーニョ現象が観測される海域は、南米ペルー沿岸から太平洋赤道付近の日付変更線にかけての広い範囲にわたる。エルニーニョ現象は、平年に比べて海面水温の高い状態が半年以上続く現象であり、数年に一度の割合で発生している。
エルニーニョ現象が発生しているときは、太平洋赤道の海面付近で東から西に向かって吹いている貿易風が弱まり、地球全体の大気循環の影響で、世界各地の気象に大きな変化をもたらすと考えられている。
具体的には、世界各地で、干ばつや洪水、気温の乱れなどの異常気象を引き起こす原因となっている。日本の場合、梅雨明けの時期が遅れ、冷夏や暖冬になりやすいという傾向があるようだ。
エルニーニョの語源は、「男の子」または「神の子」を意味するスペイン語。エルニーニョ現象とは逆に、海水の温度が低くなる状態が続くことをラニーニャ現象といい、こちらは「女の子」の意味で、やはり異常気象の原因となっている。
(2002.03.13更新)
エルニーニョ現象(えるにーにょげんしょう)
南米エクアドルからペルー沿岸にかけて、海水温が4年から5年おきに上昇する現象のことで、水温の高い状態は半年から1年半程度続きます。例年クリスマスのころになると局所的な水温の上昇が起こることが多いのですが、折からバナナなどの収穫期に当たるため、神の恵みに感謝を込めてスペイン語のエルニーニョ(神の子)と名づけられました。エルニーニョ現象は、数千キロメートル以上にわたって水温の異常上昇を引き起こし、大気の流れを変え、世界各地に高温や低温、多雨や小雨など異常気象を引き起こします。エルニーニョ現象 (えるにーにょげんしょう)
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