インターネット‐こうこく〔‐クワウコク〕【インターネット広告】
インターネット広告(いんたーねっとこうこく)
広告には、看板広告、テレビCMなど多くの種類があるが、インターネットの爆発的な普及によって、最近ではインターネット上の広告も普通に見られるようになってきた。中でも「バナー広告」は、閲覧者がブラウザ上の画像をクリックすることによって、その広告主のホームページにたどり着くことができるようになっているシステムである。
企業のホームページもそれ自体が広告である場合が多く、商品情報、直売コーナー、クイズやアンケートを実施してアクセス数を増やすことに力を注いでいる。双方向のやりとりによって顧客名簿を蓄積し、効率的な商品宣伝ができるとされている。
インターネット広告は、ダイレクトメールや折り込みチラシ、看板、CMなどの従来の広告と比較して、印刷代や制作費が大幅に削減できることがメリットである。電子メールによるダイレクトメール(電子DM)と組み合わせて利用することで、より効率的な宣伝効果が見込める。
しかし、ホームページ上の不必要なバナー広告が閲覧者の混乱を招いたり、流失したメールアドレスのリストを使って発送した電子DMの多くはSPAM(迷惑メール)を生み出すといった問題も出てきている。
1999年版「通信白書」によると、日本におけるインターネット広告の市場規模は、114億円(1998年度)となっている。1999年度には200億円に届くとも言われており、今後市場規模は拡大していくことだろう。なお、インターネット先進国の米国では、日本の10倍以上(19億ドル;1998年度)となっている。
(2000.02.26更新)
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