あまがさき阪神
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 16:25 UTC 版)
JR尼崎駅前の麒麟麦酒工場の跡地に建設された「あまがさきキューズモール」の核テナントとして、2009年(平成21年)10月14日にプレオープンし、10月20日に「“おいしいフードマルシェ”と“キッズママのおしゃれカジュアルストア”」というコンセプトを掲げて正式に開業した。 梅田本店から近いため周辺5キロの小商圏と見込み、若いファミリー層が多い地域性を考慮して子育て中の母親世代と子どもをターゲットとしている。 リーマンショック後の景気低迷下での開業となったため、既存店より低価格商品を拡充した商品構成とし、売上の70%を稼ぐことを目標とした1階の食品売場は梅田本店の食品売場の強さを生かしつつ、105円均一パン店や500円以下の弁当など低価格商品も拡充し、2階も2000円前後の子ども衣料など低価格商品もそろえた衣料品売場を設けながらも、売場からガラス越しに授業風景を見ることが出来る子どもに人気のダンススタジオやダンスファッション売場や阪神タイガースショップ、子供向けメニューの充実したカフェなどを導入して、カジュアルだがお洒落で楽しい売場作りを目指した。 しかし、2011年(平成23年)3月期で年間売上約36.33億円と初年度の売上高目標40億円を下回ったため、婦人服売り場の拡張などのてこ入れを行い、2012年(平成24年)3月期には年間売上約37.27億円と少し伸ばした。 それでもなお、梅田本店との近接から苦戦が続き、2016年(平成28年)1月11日をもって2階売場の営業を終了 。跡地はキューズモールの専門店ゾーンとなった。 阪神とはいえ、阪神尼崎駅前ではないので注意が必要である。
※この「あまがさき阪神」の解説は、「阪神百貨店」の解説の一部です。
「あまがさき阪神」を含む「阪神百貨店」の記事については、「阪神百貨店」の概要を参照ください。
- あまがさき阪神のページへのリンク