あずまの霞【アズマノカスミ】(草花類)
登録番号 | 第5625号 | |
登録年月日 | 1997年 7月 15日 | |
農林水産植物の種類 | トルコぎきょう | |
登録品種の名称及びその読み | あずまの霞 よみ:アズマノカスミ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 1997年 8月 15日 | |
品種登録者の名称 | 株式会社サカタのタネ | |
品種登録者の住所 | 神奈川県横浜市都筑区仲町台二丁目7番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 藤井栄治 降幡了之 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者所有の桃色覆輪一重系統に白地に紫色がかすり状に入る一重系統を交配した後代からの選抜系統を母系とし,出願者育成の白色一重系統を父系とする交雑品種であり,花は黄白色に紫ピンク色のぼかしが入る中輪花の切花向き品種である。 草型はⅡ型,草丈は高,茎長はやや長である。茎の太さ及び茎部の剛直性は中,色は緑,節間長はやや長,分枝数は中,分枝の着生位置は上中である。葉形は狭卵円,葉長は長,葉幅は中,葉色は緑,葉の着生角度は斜上である。花形は鐘状,花の直径は中,花冠外面及び内面下部の色は黄白(JHS カラーチャート3302),内面底部の色は浅黄緑(同3304),内面先端部及び中間部の色は紫ピンク(同9503)である。ぼかしの有無は有,覆輪及び絞りの有無は無,花弁先端の形は円形,そりはやや外曲,波打ちの程度は低,花弁長及び花弁幅は中,花弁数は 5,がくの形状は筒状,裂片の長さは中,幅は狭,雌ずい及び雄ずいの形は正常,花柄の太さは中,長さはやや長,花の香りは弱である。開花の早晩性はやや早である。 「桃の誉」と比較して,分枝の着生位置が上中であること,葉形が狭卵円であること,花冠外面及び内面下部の色が黄白であること,内面底部の色が浅黄緑であること,ぼかしが有ること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者所有の桃色覆輪一重系統に白地に紫色がかすり状に入る一重系統を交配した後代からの選抜系統を母系とし,出願者育成の白色一重系統を父系とする交雑品種であり,出願者のほ場(長野県南安曇郡三郷村)において,平成3年に目標とする組み合わせを選抜,4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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