あっぱれむさし【アッパレムサシ】(食用作物)
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登録番号 | 第13296号 |
登録年月日 | 2005年 9月 13日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | あっぱれむさし よみ:アッパレムサシ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 岡山県 | |
品種登録者の住所 | 岡山県岡山市内山下二丁目4番6号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 日原誠介、妹尾知憲、大久保和男 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「ヒノヒカリ」に「初星」を交配して育成された固定品種であり、育成地(岡山県赤磐市)における成熟期は早生の晩、草型が偏穂重、穂発芽性が難の水稲、粳種である。草型は偏穂重、稈長は中、稈の細太はやや太、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長は中、穂数はやや少、粒着密度はやや密、穂軸の抽出度は中、穂型は紡錘状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護穎の色は淡黄、芒の有無と多少は極少、芒長は極短、芒色は黄白-黄である。玄米の形及び大小は中、粒色は淡褐、色沢はやや濃、精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は良、香りは無、腹白及び胴割の多少は少、食味は上の中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は早生の晩、穂揃日数は中、穂発芽性は難、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難、地上部全重及び収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a,i、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は中、白葉枯病ほ場抵抗性はやや弱、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。「日本晴」と比較して、穂発芽性が難であること、いもち病推定遺伝子型がPi-a,iであること等で、「ヒノヒカリ」と比較して、精玄米千粒重が大きいこと、出穂期が早いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に岡山県立農業試験場(現岡山県農業総合センター農業試験場、赤磐市)において、「ヒノヒカリ」に「初星」を交配し、5年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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