『水滸伝』の高俅とは? わかりやすく解説

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『水滸伝』の高俅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/04 10:22 UTC 版)

高俅」の記事における「『水滸伝』の高俅」の解説

徽宗仕える殿帥府太尉であり、宋を操る四姦臣1人従弟高廉養子高衙内高俅従兄である高三郎の子)がいる。 元々は高二という名のゴロツキで、幇間をして金を稼ぎ仲間引き連れ無頼行なっていた。高二は悪行重ねたため憲兵逮捕され浪人上がり禁軍師範の王昇の裁きによって、棒叩き刑罰を喰らった過去持っていた。だが、彼は多芸人物で、棒術相撲音楽詩文などに精通し、特に蹴鞠が非常に上手で、その技から人々に「高二」ではなく「高毬」と呼ばれるほどであった。宋の皇族の端王(後の徽宗)に偶然蹴鞠の技を披露したことで端王に惚れ込まれ、側に仕えるようになる。端王が皇帝即位すると共に取り立てられ最終的には殿帥府の太尉にまで昇格した。またこの時、高官地位ありながら「高毬」のままでは余りに酷いということで、「高俅」に改名した高俅典型的な悪人として描かれており、彼と彼の一族私利私欲のために権力濫用した。九紋龍史進師匠であり、自身恨みを持つ亡き王昇の息子亡父同様の禁軍師範王進官職剥奪し、その出奔原因生み出したまた、養子高衙内王進と同じ禁軍師範豹子頭林冲の妻を横恋慕していたために、林冲冤罪に陥れ、柴進梁山泊へ入るきっかけ作った物語最後では方臘討伐後に凱旋し官職についた宋江盧俊義らの暗殺謀り成功させている。そのこと徽宗責められるが、徽宗基本的に高俅信用しているため、特に罰を受ける事はなかった。 水滸伝最大悪役にもかかわらず五体無事のまま最終回迎えた高俅だったが、二次創作小説水滸後伝においては失脚して配流される途中で李応梁山泊残党遭遇しそれまで悪事散々罵られ挙句鴆毒盛られ悶死している。

※この「『水滸伝』の高俅」の解説は、「高俅」の解説の一部です。
「『水滸伝』の高俅」を含む「高俅」の記事については、「高俅」の概要を参照ください。

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