『ホビットの冒険』におけるアーケン石とは? わかりやすく解説

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『ホビットの冒険』におけるアーケン石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/31 09:59 UTC 版)

アーケン石」の記事における「『ホビットの冒険』におけるアーケン石」の解説

ドワーフ王トーリン・オーケンシールド先祖であるドゥリンの一族英語版)の王、スライン1世第三紀1934 - 2190年)が、エレボール(英語版)(はなれ山)の底根発見した白く輝く大きな宝石で、山の精髄(the Heart of the Mountain)と呼ばれている。ドゥリンの一族家宝として伝えられてきたが、ドラゴンスマウグがエレボールを襲った時(第三紀2770年)、アーケン石ドワーフたちの他の財宝と同様、スマウグ奪われた。 トーリン・オーケンシールド率いドワーフたちは、ホビットビルボ・バギンズと共に先祖の宝をスマウグから奪回するためにエレボールへの遠征行ったわけだが、トーリンが何にもまして取り戻したい熱望していたのが、このアーケン石であった。 トーリンはアーケン石次のように描写している: 「アーケン石、ああ、アーケン石よ!」とトーリンは、夢みるようにひざの上にあごをのせて、くらやみのなかでつぶやきました。「千の切りだし面をもった大きな球じゃった。火をうければ白銀のごとく、日の光にかざせば水のごとく、星々の下で見ればのごとく、月の光をあびてのごとく、かがやいたものよ。」 アーケン石スマウグ財宝の山の中から発見したのは、ビルボであったが、彼が近づくにつれてその白い輝き増し、ぼうと青白い光放った。「ビルボたいまつの火のゆらめきにはえて、石のおもては、虹のようにちらちらとさざなみだつあらゆる色あやに彩られ」、「このアーケンの石は、その上に落ちあらゆる光をおさめて、虹の多彩をまじえたさんぜんたる白光千万の滝にかえてしまう」のだった。この石の魔力にひかれて、ビルボの手は石へとのびた。彼の小さな手では覆うことができない大きさであり、また重くもあったのだが、彼は目を閉じると石を持ち上げ自分ポケット奥深くとしまい込んだ。そして、トーリンが何よりもこの石を欲していることを知りながらも、この重大な発見秘密にしていた。 スマウグは、怒り矛先を湖の町エスガロス(英語版)にも向け、甚大な被害与えるが、バルドによって射殺される。この竜退治勇者バルドが、湖の町を代表してドワーフたちにスマウグの宝の分配求めると、ドワーフたちはこれを拒絶する。この紛糾解決すべく、ビルボは山に立てこもったドワーフたちの元をこっそり抜けだし、アーケン石バルド差し出す。トーリンが「黄金の川もおよばぬ」と言い、また「トーリンの命」であるこの石を、ドワーフたちとの交渉使ってもらいたい申し出たであったバルドエルフスランドゥイル、そしてガンダルフは、これをドワーフたちとの取引切り札として提示するが、トーリンたちのもとには親族の足ダイン援軍加わり、宝をめぐる紛争戦いへと転じたのだが、その直後ゴブリンワーグ急襲を受け、ドワーフたちは一転エルフ人間と共に共通の敵であるゴブリンオオカミと戦う。この五軍合戦において、トーリンは致命傷負い落命した。トーリンは山の奥底深く葬られ、トーリンの亡骸の胸には、バルドの手により、アーケン石置かれた。 「山がくずれるまで、その胸にいこわせよう!」とバルドいいました。「ここに住むトーリンのともがらに、のちのちまでよい幸せもたらすように!」

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