『シン・ウルトラマン』に登場するガボラ
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「ガボラ」の記事における「『シン・ウルトラマン』に登場するガボラ」の解説
映画『シン・ウルトラマン』に登場。 禍威獣第8号として出現した放射性物質を好む地底禍威獣。頭部は閉じることで二重反転式のドリルとして機能するヒレで覆われているほか、2本の尻尾の先もドリルとして機能する。山間部の地底を進撃して地下核廃棄物貯蔵施設を目指すが、禍特対の要請により日米安保に基づき出撃した米軍のB-2爆撃機が投下した地中貫通爆弾「MOPII」によって地中から姿を現す。 米軍によってMOPIIの在庫全てを使い切るほどの波状攻撃を受けるも効果はなく、なおも核関連施設を目指していたが、ウルトラマンに蹴り飛ばされて向かいの山に激突する。頭部のドリルによる攻撃をウルトラマンに受け止められ、そこから顔を晒して口から光線を浴びせるが、全身で放射性物質を除去され、絶命する。最後はウルトラマンによって抱え上げられ、天空へ消える。 少しでもCGモデルのコストが削減できるよう、パゴス→ネロンガ→ガボラと繋がるように選ばれた。 公式サイトでの発表に先駆け、特報映像やバンダイのソフビフィギュアでネロンガと共に全身が公開された。頭部は目に相当する部分に初代のような明確な瞳がなく光る穴状になっている、口は両脇の2対の長大な牙以外に歯がないなど、生物らしさが全体的に希薄となっており、頭部の構造や金属的な背中から生物感が捉えにくいようにアレンジされている。 襟巻が戦う際に邪魔になることから、原典でもすぐにもがれていたが、CGでは首にパーツがめり込むなど面倒なことになるため、本作品では襟巻が開いている際にはウルトラマンとの距離を開けて間合いを取り、ウルトラマンが距離を詰めている際には襟巻を閉じてドリル状になって防御するようになっている。 雛型はネロンガのボディが流用され、頭部や背中が作成された。ヒレが閉じた状態の頭部も併せて作成された。ネロンガの進化形態であることから、背面はネロンガと共通のもので、地中を掘削移動することから、アタッチメントとしてアルキメデススクリューが組み込まれたという設定が具現化された。背中から尻尾にかけてやドリルの色は白や黒などが検討され、紫がかった色が採用された。 ウルトラマンとの交戦場所は制作当時に工事中であった東名高速道路の工事現場が基となっている。
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