「ゲーム脳」に関連した活動実績
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「森昭雄」の記事における「「ゲーム脳」に関連した活動実績」の解説
「ゲーム脳」の考え方は、テレビ・新聞・雑誌をはじめとするマスメディアに支持されており、凶悪な犯罪事件が報じられたり、心身の問題に関する特集が組まれたりした際には、しばしばインタビューを受け、コメントの提供を行っている。多くの場合、森は「ゲーム脳」の考え方に基づいたコメントを残している。 また、子を持つ親や、教育関係者からの支持もあり、小学校などで「ゲーム脳」の教育を行う取り組みが行われているなどの実績もある。このため、「ゲーム脳」が話題となった2002年頃から、主に自治体などの支援により、全国各地の学校や公民館で森の講演会が行なわれている。 2002年には、国際学会NeuroscienceでInfluence of computer games on occurrence patterns of brain activity in the human prefrontal cortex(人間の前頭前野の脳活動の発生パターンに対するコンピューターゲームの影響)という学術発表が評価され、マスメディア向けのプレスブックにも掲載された。 2006年3月6日に東京都世田谷区の世田谷区民会館で講演が行われ、教育委員会が共催した。2006年10月29日には、大阪市でも講演会が開催され、大阪府教育委員会と大阪市教育委員会が後援者となった。2006年11月27日には、米子市で鳥取県警が主催した「少年非行防止フォーラム」と題した講演、12月6日に岐阜県教育研究会保健部会での講演が、そして、2007年2月6日には、町田市で町田市私立幼稚園協会主催、町田市教育委員会後援により、森の講演がそれぞれ行なわれた。 2008年4月16日には、統一教会系の新聞である世界日報の読者でつくる世日クラブ主催の講演が東京・渋谷にて行われた。 埼玉県川口市の小学校では、家庭に「ゲームやテレビの時間を減らす」「朝に読書する」などの生活改善の呼びかけを実施、これにより不登校や欠席する児童が減ったという。また、森の協力により、保護者の承諾を得られた児童約300人(全児童の約9割)を対象に脳波を測定。児童たちを「ノーマル脳」「半ゲーム脳」「ゲーム脳」の3種類に分類し、結果をもとに生活の改善指導が行われた。 鳥取市の小学校では、全校児童と保護者に対し「脳のしくみとゲームの怖さ」と題した特別授業を実施。「ゲームは15分。その後は三倍の読書をするように」と呼びかけた。
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