《游ゴシック》の正しい読み方
「游ゴシック」の正しい読み方
「游ゴシック」の正しい読み方は、「ゆうごしっく」である。「游ゴシック」の意味解説
「游ゴシック」とはコンピュータで扱う文字フォントの1つで、「字游工房」という書体デザイン会社が製作し2008年に発売した、ゴシック調のOpenType形式の書体のことである。「游ゴシック」は「游明朝」とともにWindows8.1から標準でインストールされており、Windows10からは「メイリオ」に代わって「游ゴシック」がシステムフォントとして採用されている。また、Microsoft Office 2016から、「游ゴシック」が既定のフォントとして設定されており、ExcelやPower Pointを開いてそのまま文字入力すると「游ゴシック」フォントで入力される。「游ゴシック」は「Light」「Regular」「Medium」「Bold」の4種類があり、太さを使い分けることが可能である。ExcelやPower Pointを開いたときに既定のフォントになっているのは「游ゴシック(Regular)」であり、従来幅広く使われていた「メイリオ」や「MSゴシック」と比べるとやや線が細い印象を与える。ExcelやPower Pointの資料やスライドを発表・閲覧する際に、大教室でモニターに映したりスクリーンにプロジェクターで投影するシチュエーションが考えられるが、そのような場合に「游ゴシック(Regular)」だと線が細いために、「見づらい」という評価につながっているケースがある。どのようなシチュエーションでも見やすいようにするためには、「游ゴシック(Medium)」以上を使用することが無難である。ちなみに、Windowsでは「游ゴシック(Light)」「游ゴシック(Regular)」が既定のフォントになってしまうが、Macでは「游ゴシック(Medium)」が既定のフォントになっている。
「游ゴシック」はMacにもWindowsにも標準搭載されている点が優れている。「游ゴシック」が出る前は、Macでは「ヒラギノ角ゴ」、Windowsでは「メイリオ」とサイトのフォントを設定しなければならなかった。
「游ゴシック」は「游明朝」と一緒に使うことを想定して開発され、 ややフトコロがせまい漢字と、伝統的なスタイルを持ったすこし小さな仮名の組み合わせを特徴としている。
なぜ「游ゴシック」と読むのか・理由
「游ゴシック」はスタンダードな角ゴシック体ファミリーに分類され、「字游工房」という書体デザイン会社が企画・制作しているためフォントの名前に「游」の文字が入る。したがって「ゆうごしっく」と読む。「游ゴシック」の類語・用例・例文
「游ゴシック」の代わりでよく使われるのは、「メイリオ」「MSゴシック」「游明朝」などである。例文:「昨日メールで送ったパワーポイントの資料を、フォントを游ゴシックに変更してから印刷しておいてくれ。」など
「游ゴシック」の英語用例・例文
「游ゴシック」の英語表記は、「Yu Gothic」である。例文:「Please Print those documents after changing the font to "Yu Gothic".」(フォントを游ゴシックに変更してから印刷しておいてくれ。)
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