《弔電》の正しい読み方
「弔電」の正しい読み方
「弔電」の正しい読み方は「ちょうでん」である。社会人になるまでは馴染みのない漢字であるが、社会に出たら知っておかなければいけない漢字である。会社などで「弔電」の手配を頼まれることも、頼むことも多いため知っておくべき。何を意味しているのかは分かるが、読み方はわからない人も多い漢字である。「弔電」の「電」については、馴染みのある漢字であるため読み方の想像はつくが、「弔」の字の読み方については、弔慰金や慶弔金などの言葉を知っていなければ見当をつけることは難しい。「弔電」の意味解説
「弔電」とは、訃報を受けたにもかかわらず、遠方であることなど何らかの事情により通夜や葬儀にかけつけることが出来ない場合に、喪主宛てに弔いの気持ちを伝えるための電報のことである。「弔電」の「弔」は弔う（とむらう）という意味を持つ漢字であり、故人の死を悔やみ、死者をなぐさめるという意味を持つ。「電」は電報の電を意味している。どちらの漢字も、意味は分かる場合が多いため、漢字を見て何を意味しているのかはわかりやすい。なぜ「弔電」と読むのか・理由
二文字の漢字の読み方には、はじめの字を音読みで読み、後ろの字を訓読みでよむ「重箱読み」（じゅうばこよみ）や、反対に、はじめの字を訓読みで読み、後ろの字を音読みで読む「湯桶読み」（ゆとうよみ）があるが、これらは例外であり、一般的には二文字の漢字の両方とも音読みで読むか、両方とも訓読みで読むかのいずれかが基本である。「弔電」の「電」は「電報」の「電」であるため、そのまま「でん」として音読みし、基本の読み方で、両方音読みし「ちょうでん」となる。「弔電」の類語・用例・例文
「弔電」は、「お悔やみの電報」と言い換えることができる。また、電報を打つことを「打電」（だでん）、電報の文章を「電文」（でんぶん）という。したがって、「弔電」は、「お悔やみの気持ちを電文にこめて打電する」ことともいえる。例文・取引先の社長の葬儀に際して、弔電の手配を頼まれた。・弔電の電文を考えるのに苦労した。・父の葬儀にたくさんの弔電をいただいた。・お悔やみの言葉を贈るのにふさわしい弔電の台紙を手配した。「弔電」の英語用例・例文
「弔電」は英語で「a telegram of condolence」「condolatory telegram」で表せる。「condolence」は人の死を弔う、悔やむという意味の英語であるので、「弔電」の「弔」の部分を表している。「telegram」は電報を表す英語であり、「弔電」の「電」の部分を意味している。例文・send a telegram of condolence.（弔電を打つ）・around 100 condolence telegrams are sent from people .（人々から100通もの弔電が送られる。）・You are able to apply for a network telegram of condolence.（ネットで弔電の申し込みができますよ。）・In Kokubetsushiki, presentation of telegram of condolences are performed.（告別式では弔電の紹介がおこなわれます。）- 《弔電》の正しい読み方のページへのリンク
