《弄り》の正しい読み方
「弄り」の正しい読み方
「弄り」は、「いじり」と読む。また、表現の仕方によっては「まさぐり」と読む場合もある。「弄る」という言葉があるが、それの連用形もしくは名詞化したものが「弄り」である。「弄り」の意味解説
「弄り」には手で何かを触っていじるという意味がある。「庭弄り」や「車弄り」というように、名詞の下に付けて使われることが多い。また、物に対してだけではなく、「客弄り」というように人に対して使われることもある。その場合は、人をもて遊んだり困らせたりする時に用いられる。「友達を弄る」というように他人に対して使う場合には、人をからかったりいじめたりするような意味合いになり、相手を蔑むような表現となるため注意が必要だ。なぜ「弄り」と読むのか・理由
「弄り」に使われている「弄」という漢字は「ろう」や「もてあそぶ」という読み方になる。「弄」という漢字自体に「もて遊び楽しむ」「なぶりものにする」「思うままに操る」といった意味があるため、何かをいじってもて遊ぶような表現をする時に、「弄り」という言葉が使われる。「弄り」の類語・用例・例文
「弄り」と似た表現としては、「もて遊ぶ」「まさぐる」といった言葉がある。「弄り」には物に手を加えて他の物に作り変えるという意味もあるため、「改変する」「手を加える」「作り直す」「加工する」「作り変える」なども類語となる。また、「からかう」「馬鹿にする」「茶化す」「おちょくる」「ちょっかいを出す」「いたずらする」といった、誰かを不快な気分にさせて喜ぶ時に用いられる言葉に言い換えることもできる。物を作り変える時に「弄り」という言葉を使う場合は、「今日は天気が良かったから庭弄りをした」「趣味の車弄りを楽しんだ」のように使う。人をからかったり、茶化したりするような意味として用いる場合は、「友達にそんな弄りをするのは良くない」「度が過ぎる弄りをしてしまい後悔する」というような表現となる。
「弄り」の英語用例・例文
「弄り」は英語で、「fondling」「fumbling」「meddling」「playing around with something」などと表現される。庭弄りは「gardening」、泥弄りは「playing with mud」、客弄りは「involving the audience」と表現されることも多い。例文としては、「He took advantage of the good weather to do some gardening.(彼は天気が良かったから庭弄りをした)」、「I played in the mud with my child on vacation.(休みに子供と泥遊びをした)」というようになる。「客弄り」を利用した例としては、「The comedian's involving the audience was fun.(お笑い芸人の客弄りが面白かった)」などがある。《弄り》の正しい読み方
「弄り」の正しい読み方
「弄り」は「いじ-り」もしくは「いじく-り」と読む。主に「庭弄り(にわいじり)」「土弄り(つちいじり)」「車弄り(くるまいじり)」「客弄り(きゃくいじり)」のような言い方で用いられる表現である。「弄り」の意味解説
「弄り」には3つの主な意味がある。まず、手で物体を触ったり、つまんだりする行為である。次に、対象をなぶりものにすることも「弄り」と呼んできた。そして、この意味から派生して、「誰かを笑いの種にする」行為も「弄り」という。「弄り」とはもともと、テレビタレントの間で広まった芸能界用語だった。それがテレビを通じて一般層にも浸透し、日常的に使われ始めた。基本的には、人の特徴や欠点をあげつらい、冗談にすることが「弄り」と呼ばれている。- 《弄り》の正しい読み方のページへのリンク