《帆布》の正しい読み方
「帆布」の正しい読み方
「帆布」は、「はんぷ」と読むのが正しい読み方である。「ほぬの」と読む場合もある。「帆布」を口に出して「ほぬの」と読まれた場合には、聞いた側ではだいたいの想像ができるが、「はんぷ」の読み方を知らない場合には、何を意味する言葉であるのか見当がつかないこともあるので是非知っておきたい読み方である。手芸や洋裁、アパレルなどで使う言葉としては、読み方を「はんぷ」とする方が一般的である。この場合は生地の種類を指す言葉として使う。「帆布」の意味解説
「帆布」は、平織りで織られた厚手で丈夫な織物のことである。いわゆるキャンバス地のこと。もともとは、輸送のための帆船(はんせん)の帆(ほ)に使うための布地として使われた。帆船は、帆に風を受けて進むため、綿や麻で丈夫に作られた布であることが重要であった。その強度から、かつては帆船の帆のほかパラシュートやテント、石炭の運搬用の袋の生地としても使われていた。現在では、バックや靴など色々な物の生地として使われている。なぜ「帆布」と読むのか・理由
二文字の漢字の読み方は、例外もあるが基本的には、二文字とも音読みで読むか、二文字とも訓読みで読むかのどちらかである。「帆布」の「帆」は、音読みで「はん」、訓読みで「ほ」であり、「布」の音読みは「ふ」、訓読みは「ぬの」である。「帆布」を「はんぷ」と読む場合には、二文字とも音読みの読み方であり、「ほぬの」と読む場合には、二文字とも訓読みの読み方である。「帆布」は二文字漢字の基本的な読み方のどちらも当てはまる読み方ができる漢字のひとつである。「帆布」の類語・用例・例文
「帆布」は、船の「帆」そのものを意味することもある。生地の種類として使うときには、キャンバス地、ダック生地とも言われる。キャンバスは英語由来の、厚物平織りの生地を意味する世界的共通名称であり、ダックはオランダ語由来である。例文・白い帆布(ほぬの)を広げて風を受けて進む帆船はとても美しい。・丈夫な帆布(はんぷ)でつくられたトートバックを作ってもらった。・帆布(はんぷ)製の靴が欲しい。・帆布(はんぷ)シートをトラックに掛けた。「帆布」の英語用例・例文
「帆布」は英語で、「canvas」「sailcloth」「duck」などで表すことができる。例文・I saw the canvas tent with the yellow handkerchief.(私は黄色のハンカチーフが付けられた帆布のテントを見ました。)・I want a new bag made of sailcloth.(私は帆布製の新しいかばんが欲しいです。)・We need to waterproofed canvas.(私たちは、防水加工された帆布が必要なのです。)・We have various types of canvas products .(私どもでは、帆布製のいろいろな製品を扱っています。)- 《帆布》の正しい読み方のページへのリンク