《師》の正しい読み方
「師」の正しい読み方
「師」は主に「し」と読む字。ただし人名(姓)としては「しい」あるいは「もろ」と読む場合がある。「師」の意味解説
「師」は、主に学問や技芸を教授する人である先生や師匠のことを指す語だが、ほかにも、僧侶や神父、牧師などを敬うときにも用いられる。尊敬の意をこめて、僧侶や神父などの姓氏につけることもある。医師や猟師など、技術や技芸などの語に続けて、「○○師」として接尾に用いることも多く、このような場合には、その道の専門家であることを表している。また、「師」の語には、みやこや帝都など、多くの人が集まるところや、軍隊などを指すこともある。なぜ「師」と読むのか・理由
「師」を音読みで読むと「し」と読む。「師」の類語・用例・例文
「師」には、人に教え授ける、導く、といった意味があるため、類語として、先生や師匠、師範、教師、教員、教官、指導員など、人に何かを教える人のことを指す言葉が挙げられる。「師」の用い方としては、「誰かに影響を受ける」ことや、「何かを教授してもらう」という意味で用いられることが多く、「師と仰ぐ」や「師匠に教えを請う」、「彼は剣道の師範である」などが挙げられる。また、「師」には「何かを教授する人」という意味だけではなく、技術や技芸などの接尾に付け加えることによって、その道の専門家を指す意味になる。「医師」や「看護師」、「技師」、「漁師」、「庭師」などがこれにあたる。「医師」であれば「医学の専門家」となるし、「庭師」であれば「庭園の専門家」となる。それぞれの専門家というように捉えることができるが、「技師」という言葉に関しては、ただ単に「エンジニア」としての意味だけではなく、分野によって指している職種が異なるため、会話や文章からどの技師のことを指しているのか読み解く必要がある。
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