《尾張小牧》の正しい読み方
「尾張小牧」の正しい読み方
「尾張小牧」の正しい読み方は、「おわりこまき」だ。「尾張小牧」の意味解説
尾張小牧は、自動車ナンバープレートの地域名の一つだ。2020年に「伊勢志摩」ナンバーが誕生するまで、全国で唯一の漢字4文字で表記される地域名だった。この地域名表示が誕生したのは、1979年のことだった。当時、名古屋ナンバーで登録していた地域で、自動車の登録台数が急増した。それにともない、新たな地域名が必要となった。その頃、小牧市に、自動車検査登録事務所が新設されることになっていた。それをふまえ、新たにできる地域名としては、「小牧」が考えられていた。しかし、新たなナンバーとなる地域に含まれる一宮市などの反対により、「小牧」ナンバーとすんなり決まることはなかった。一宮市などは、旧国名である「尾張」ナンバーを推したのである。結果、折衷案として「尾張小牧」が提案され、そこに落ち着いたのである。なぜ「尾張小牧」と読むのか・理由
「尾張小牧」は、旧国名の「尾張」と市町村名の「小牧」を合わせてできている。「尾張」は「おわり」と読み、「小牧」は「こまき」と読む。そのまま合わせて「尾張小牧」は、「おわりこまき」と読む。ここで注意したいのは、「尾張」の読み方だ。「張」の字には、「わり」という読み方はない。「尾張」という熟語になって、「おわり」という読み方をすることができるのだ。このように、熟語に与えられている訓読みを「熟字訓」という。「尾張小牧」の類語・用例・例文
小牧市は、愛知県の北西部の市。名古屋市の北側に位置する。尾張は、旧国名であり、愛知県の北部にあたる。というわけで、「尾張小牧」を言い換える言葉としては、長くなるが、「小牧市を含む愛知県北部の地域で使用されている自動車のナンバープレートの地域名」や、「もと尾張の国の小牧」などとなる。用例・例文を挙げる。・自動車のナンバープレートには、尾張小牧の他にも4文字の地域名はあるが、見かけると「珍しいな」と思ってしまう。
・もと尾張の国の小牧は、古戦場として知られている。小牧・長久手の戦いで徳川家康が、織田信雄の味方をして、豊臣秀吉と対戦したのは、1584年(天正12年)のことだった。
・ドライブで愛知県方面へ出かけると、尾張小牧ナンバーの車を多く見かける。
・尾張小牧という地域名は、すんなり決まったわけではない。このナンバーに変わることになっていた地域では、地域ごとにそれぞれの思惑があったらしい。
・「尾張小牧」ナンバーの自動車に乗っている友人がいる。
「尾張小牧」の英語用例・例文
「尾張小牧」は、固有名詞なので、英語にしてもそのままで「Owarikomaki」となる。「Owarikomaki」を使った例文をあげる。・Owarikomaki is a kind of area name. (尾張小牧は地域名の一つだ。)
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