《居丈高》の正しい読み方
「居丈高」の正しい読み方
「居丈高」は「いたけだか」と読む。発音上、いわゆる連濁が生じて「いだけだか」のように読む場合もあるが、基本的な読み方は「いたけだか」であるといえる。「居丈高」はすべて訓読みで読む語である。音読みで(たとえば「いじょうこう」のように)は読まない。
「居丈高」の意味解説
「居丈高」は、主に人を威圧するような(威圧的・高圧的な)態度をとるさまを形容する表現である。特に今日ではもっぱらこの意味で用いられる。「居丈高」には「座高が高い(座った場合の背丈が高い)」さまを指す意味合いもある。また、座った状態で相手を見下すような姿勢を取る、といった意味もある。
古語においては「居丈高(ゐたけだか)」は、「座高が高い」という語義が第一義、「威圧的な態度をとる」という語義が第二義だった。
おそらくは「座高が高い → 目線が高くて相手を見下すようである → 相手を見下すような態度である」という風に主な意味が変遷していったと考えられる。
なぜ「居丈高」と読むのか・理由
「居丈高」は「居丈(いたけ)が高い」という構成の和語である。そのため訓読みで読まれる。「居丈高」の類語・用例・例文
「居丈高」の類語としては、「高圧的(こうあつてき)」「頭ごなし(あたまごなし)」「威圧的(いあつてき)」「横柄(おうへい)」「高慢(こうまん)」「高飛車(たかびしゃ)」「不遜(ふそん)」などが挙げられる。「高圧的」とは権力を持っている者が頭から威圧する様を表している言葉であり、自分の権力や立場をつかうというニュアンスで使われる。「頭ごなし」とは、他人の言い分をよく聞かずに最初からおしつぶす様を表している。「横柄」とは、おごりたかぶって無礼なことであり、「高飛車」とは相手を頭ごなしに威圧する様である。
・兄はいつも自分より力のない者に対して居丈高な振る舞いをしている
・昔からあの人は周りの人に対して居丈高である
・居丈高に命令する
・居丈高になってどなる
・彼の居丈高な物言いに腹が立った
「居丈高」の英語用例・例文
「居丈高」は英語で「arrogant (傲慢)」high handed(高圧的)」「oppressive(圧制的)」「bossy(偉そう)」「pushy(厚かましい)」「look down(見下す) 」など色々な言葉で表現できる。- 《居丈高》の正しい読み方のページへのリンク