《女王》の正しい読み方
「女王」の正しい読み方
「女王」は「じょおう」と読む。慣用的に「じょうおう」(じょーおー)と読まれる場合もあり、これも間違いとはされない(許容されている)が、非本来的な読み方である。「女王」を「じょうおう」と読むのは、たとえば「夫婦」を「ふうふ」と読んだり、「詩歌」を「しいか」と読んだりする例に連なる日本語の発音の傾向、とも解釈できる。しかしながら「正しい読み方」は「じょおう」である。
なお、皇族の女性の中である定義から外れた人のことを表す場合、「女王」の読み方は「にょおう」となる。
「女王」の意味解説
「女王」とは、女性の王のことを指す言葉である。王の妻、妃のことでもあり、家庭や職場、サークルなどの仲間内で上位に立つ女性のことも「女王」と呼ぶことがある。一般的な社会で使われる場合は、群を抜いて実力のある、あるいは人気の高い存在として尊敬の念を持って「女王」と呼ばれるか、組織内で力を牛耳っている厄介な存在として「女王」と呼ばれるなど正反対の意味を持つため、使用する時は注意が必要である。なぜ「女王」と読むのか・理由
「女王」の「女」は、「おんな」や「にょ」以外にも「じょ」と読むことができる。したがって、女性の王であるから「女王」となり、読み方も「じょおう」となる。なお、慣用読みの「じょうおう」は「女」を「じょう」とは読まないため、そもそもの読み方としては正しくはないが、読み方としては発音しやすいので通例となり慣用読みであっても正されることは無い。「女王」の類語・用例・例文
「女王」の類語には「女帝」や「君主」、「天子」などがある。それぞれ国を治めるもの、国を率いるものという意味を持つが、「女帝」はある一定のグループの中で権力を行使する人物を指す言葉で、どちらかと言うとマイナスの印象を与える言葉となる。「女王」の例文としては、「女王陛下のお言葉を伝えます」や「女王陛下のご容体は大変良好である」などが挙げられる。なお、尊敬の念を持って使用する場合の「女王」では「テニス界の女王は今日も試合で快進撃を見せた」「歌謡界の女王のニューアルバムは最高傑作だ」などの例文となる。また、厄介な存在としての「女王」の例文には、「うちの女王に逆らわない方が良いわよ」や「女王様に知れたら大変なことになる」などが挙げられる。
「女王」の英語用例・例文
「女王」を英語で表記すると「queen」となる。例文には「Have you ever met the queen of the Netherlands?(オランダの女王に会ったことはありますか?)」などがあり、身内内の「女王」の場合は「She's the queen of my family.(彼女は私の家族の中では女王だ)」などとなる。- 《女王》の正しい読み方のページへのリンク